EXTREME 「HYPER(モデル名)」

EXTREMEギターは、
・EMG搭載アクティブタイプの「HYPER」
・パッシブタイプの「HYPER Standard」の2種類があります。

 
EXTREMEのボディ形状は、ディンキーシェープの外周をほんの少しシャープにした「スーパー・ディンキー」ボディをデザイン。
 
ストラト同様のレギュラースケール、ネックグリップは幾度かの試作品を経て「疲れにくく」「ハイスピィーディ」な移動を可能とするオリジナルグリップを設計(全て下記で詳しくご説明いたします。)


厳選された...ですか?

「厳選された木材を職人の魂で云々」と言うコピーは多くのコンポーネント、カスタムメーカーで目にする定番キャッチフレーズ。
 
我々からしたらそんなのは普通、当たり前のことですので、あえて書くのが恥ずかしく思えます。
 
それに、 
買う側のお客様目線からしたら、
そんな「厳選」だの「職人の魂」だのは「どうでもいい」ことだと思います。
だってそうじゃないすか、

そもそもこの手の価格帯のギターを買うのに「ハズレ=厳選じゃない方」があっちゃいけないんです。

 

ちゃんとした物を作る、それを販売するのは当たり前です。

 
当店の地元長野県は国産ギターの80%以上を製造する「ギター製造の地」だけあって、私は日常的にそう言った製造部門を材料の段階から目にしていますが、結論から言って、ある程度高価なギターであればそれ相応に良い材料が使われているのがごく普通ですし、
 
厳選の真理は、その普通以上の材料の中から更に選りすぐりの木材を選んだことに意義があると考えます。
 
EXTREMEギターは、そう言ったハイエンドギターで普通に使われる「上級グレード」の木材の中から、実際に手に取って、重さを確認したり、時にはドアをノックする様に指で叩いて響きを確認するなど、加工前の段階からEXTREMEギター用に使う木材を選んでいるため、普通のことを言うこと自体が恥ずかしいですが、あえて言うなら「本当の意味での厳選した木材」であることを言い切ることが出来ます。
 
この様に選んだ木材は、湿度管理がされた中で十分に慣らしてから加工に入り、大方の形(上の写真の状態)になった段階で、更に寝かして湿度と空気に慣らします。
 
十分に寝かした木材はやがてギターと完成した後も、ネックはトラスロッドの調整がしっかり効くしなやかさと、年月が経ってもねじれなどのクセも付きにくく、ボディはアルダー、バスウッドなどの材質による音の良さ「トーンウッド」を表し、アンプを通さずにも豊かな響きが出るバイブレーションは「生鳴りの大きさ」からして違いが分かる程です。


「見た目よし」

 人形のコマーシャルで「顔が命」と言うキャッチコピーがあったことを思い出しましたが、ギターも同じですね。形状はカスタムギターらしいディンキーシェープと、スマートなヘッドストックの全体像ですが、ボディカラーは他にはあまりないとてもユニークな特徴があります。
 
例えば、写真の「スパークル・メタリック」は、通常はラメパウダーをふりかけてポリエステルでガチガチに固める方式が多い中、
EXTREMEのスパークルカラーは、粒の粗い「ギラギラと映えるラメを吹き付け塗装(スプレーガン)にて出来るだけ薄い塗膜で吹き付ける」ことで、材質からの響き、トーンウッドを損なうことなく、仕上げることを実現しています。
 
この他に、トラディショナルなレギュラーカラー(シースルー、メタリック等)
 
高級スポーツカーの実車カラーを極薄のオールウレタン塗装で仕上げる「HYPER S-Series」もございます。
 
ライブ、そして日頃ご自宅での演奏であっても、手に取る機会がより多くなるギターとして、ボディカラー、それに関わるパーツの色まで、デザインのコンビネーションは他にはない「ワンアンドオンリー」を重視しています。

ギャラリーページにてこれまで製作したEXTREMEギターをご覧いただけます。


「弾きやすく」

ローアクション製作

皆さんがギターを始めた頃、「Fのコード」をきちんと押さえることが出来ずにギターを挫折した方が周りにいたかもしれません。
 
決してギターが難しい楽器なのではなく、もしそれが出来る限りの調整さえされていれば演奏に対するモチベーションも違ったものだったでしょうし、それでも体育会系のノリで「根性」で乗り切った方々は、後に色んなギターを買い換えて行くうちに、「そうだよ、これだよ」と言うベストに出会って来ているかと思います。
 
EXTREMEは、と言うか当店では兼ねてから、全てのギターにおいて「弾きやすさ」を探求してまいりました。それは弾く方の80%の方に弾きやすさを実感いただく仕上がりが目標。
 

最低限必要なのは、「弦高が低く出来る作り」にすることでした。

弦高はサドルの調整で下げるだけなら直ぐ出来ますが、それだとどうでしょう? ハイポジションで詰まったり、ローポジションではむしろ弦高が高く感じたりして、結果的に弾きやすさが得られないこともあります。
 
EXTREMEは、弦とフレットの隙間、「弦下の状況を整える」ことに注視し、ネックは真っ直ぐな状態で、弦を張ったことと同じ力をネックに掛け、フレット上の高さを調節して行く(テンションすり合わせ)仕上げを入念に行い、弦高をきちんと下げられるネック作りを行っています。
数値上のセットアップは、1弦12f上で(EXTREMEは1fを抑えて)約1mmと言う「ローアクション」でセットアップします。この低さで、ローポジションから最終フレットまで詰まることはなく、最後まで音を鳴らし切ります。
 
更に、フレットエッジ(フレットの両脇)も手作業で丹念に丸め、ポジション移動時に手の引っかかりを感じず、ネックを握るフォームで演奏する方にとっても痛さを感じない、手にやさしいフレット感触で成形しています。
 

フレットは、Jescar #6105ステンレスを標準仕様。

フィンガリングの滑らかさ、チョーキングもスムースで、何よりも発音が早いです。上記「ローアクション製作」と合わせて、軽いタッチでも素早い発音、反応が得られます。(オプションでニッケルシルバー・フレットも有ります。)
 

「ストレスフリー・ネックジョイント」

EXTREMEの特徴、重要な特徴の一つが写真のネックジョイント。ボルトオン構造のボディとネックの接合部分は、プレートを使わない「ブッシング方式」、プレートを使った場合と変わらぬ剛性でしっかりと固定。
 

ボディ側のこの形状でお気づきかと思いますが、通常は四角くなっているジョイント部分を、EXTREMEは「丸く、坂道の様な形状」にしたことで、ハイポジションへの手の侵入がもの凄くスピーディー。手がぶつかる感じがなく、その先のハイポジションでの演奏も凄く楽に感じていただけます。
この「丸さと角度」は何度かの試作を経て作り上げた本当に苦労した部分です。ネックとボディの剛性をしっかりと保った上で、この「丸さと角度」は、左手の手のひら、親指が気持ち良くフィットする、このハイポジションの気持ち良さはやみつきになります。
 

「ネック」の握りやすさの「秘訣」【その1・ナット幅】

EXGは握りやすいネックの形状が特徴。
 
ローポジションは、ナット幅を「 41.2mmに設計」通常、一般的なギターは42mmのナット幅を標準としていますが、EXGは0.8mm縮めたことで、ローポジションの握りやすさを「コンパクトな握り」にすることに成功しました。

 

ネックシェープそのものを細くしたり薄くするのではなく、ナット幅を僅か0.8mmだけ狭くするだけで、ローポジションにおけるコードワークの向上、握り心地についても、手のひら全体で握るフォームも、親指をネック裏で挟むフォームも、素早く対応することができます。

「ネック」の握りやすさの「秘訣」【その2・ネックシェープ】

ネックシェープとは「握る部分の形状」を示します。このグリップ形状は、太さと厚みの違いによる音質の違いや、形状による弾きやすさまで、多くの諸説があります。
 
多くのカスタムギターにおいて、特に日本国内では「スリムシェープ」と呼ばれる割と細めのネックグリップが好まれています。
 
EXGではそれらの「スリムシェープ」を使ったサンプルを基に、お客様やプロミュージシャンの方々へ1年ほど掛けてリサーチしました。
 
基本サンプルの「スリム形状」から検証すると、このままでも良いと言う意見と、少し厚みが欲しい、もう少しネックからの響きが欲しい、など幾つかのデータが出ました。
 

それらのご意見を基に熟成を重ね、作りだしたのが、「EXG Soft-V-Slimネックシェープ」です。

スリムネック形状の厚みを少しだけ増やし、握った感じを太く感じさせずに、両側面をほんの少しだけ角度をつけることで、ローポジションのナット幅(前述の41.2mm)と相まって、握り心地は「コンパクト」に、コードワークも楽になり、ハイポジションへの移動も素早く、
ほんの少し角度のついた(スリムV型)ネックにより、親指の支えはしっかりとした感触をキープし、ギターをストラップで下げて立って弾く際にもネックグリップに安定感は確実に向上するため、ハイスピードな演奏時にはギター本体のポジションは確実に安定します。
リンク

ネックシェープ「断面図」比較。

「一般的なスリムネック」(図:3, 4)

一般的なスリムネック形状。Sadowsky TYOやSuhrギターなどのカスタムギターで「スリムシェープ」と呼ばれている形状はおおよそ、この様な形をしています。
 
・「3」が1f(厚み20.3mm)、「4」が12f(厚み22.3mm)での断面図。
 

一般的な「スリムネック」断面図


 

↓EXTREMEの「ネックグリップ」断面図がこちら↓ 

「EXTREME Soft-V-Slimネック」(図:1, 2)

上図のスリムネック形状より「ほんの少し厚みを加え」、「両サイドに少し角度をつけた」ことで、手のひら全体で握るフォームから、ネック裏を親指で支えるフォームまで、この両方のフォームを瞬時に切り替える時もスムースに、そしてどちらの握り方(フォーム)おいても安定感があるため、座っての演奏も、ライブ時における立って弾く演奏の際にも、ポジションの安定感が向上します。
 
・「1」が1f(厚み20.5mm)、「2」が12f(厚み23.2mm)

EXTREMEギターのネック断面図


この「角度」をつけたことで長時間の演奏時にも親指〜親指の付け根に掛けて負担が軽減されますので、普段のトレーニング、ライブ時の左手の疲労は軽減されます。
 

ネック裏は「サラサラな手触りで快適」なサテンラッカー塗装(つや消し)で仕上げています。


「音も良い」

EXTREME CUSTOM PICKUPS

 EXTREMEギターは、アクティブモデルは「EMG」ピックアップが搭載
 
パッシブモデルにはオリジナルの「カスタムピックアップ」が搭載されます。
 

EMG搭載モデルは、

EXTREMEギター本体の「生鳴り」を忠実にアンプシステムへと伝えるレスポンスの良さと、EMGの余裕あるヘッドルームから、ワイドレンジなサウンドを出すために、ピックアップはダイレクトマウントを基本としています。
 

パッシブタイプは「EXTREMEオリジナル・ピックアップを搭載」

パッシブモデルには、大きく分けて3種類(2016年3月現在)の「カスタムピックアップ」をご用意。◯◯年風などをモチーフにしているのではなく、全てのピックアップは、まずは試作品を作り、アンプシステムで鳴らすテストを行ってから、サウンド作り、音決めを行っています。そこでは、ボディ材とのマッチングや、トータルサウンドについてはお客様やミュージシャンからの意見も反映し、TUBEアンプのほか、AXE-FXなどのライン機器でもテストを行います。
EXTREMEピックアップは、「明瞭なトーン傾向」、「太いトーン」、「Midレンジが力強い」など、数種類のバージョンをご用意しております。
 

パッシブタイプの内部

EXTREMEギターは、ピックガードの有無に関係なく、全モデルで電気系をボディ裏側に配する「裏ザグリ」を採用しています。
軽量化と同時に、点検メンテナンスをやりやすくしています。
この「コントロールキャビティ内部」は、シールディングペイントを塗布し、しっかりとノイズ対策処置を行っています。パッシブモデルであっても高域の音を損なうことなく、ノイズを軽減しています。
 
将来的に「パッシブから→EMG」へ簡単に変更が出来る様に、パッシブモデルにも電池BOXスペースを作ってあります。
 
それから、「バックプレート」も特徴があります。EXTREMEギターはブリッジの「フローティング」を標準セットアップとしています。この微調整を行う際に、いちいちパネルを外すことなくドライバー1本でスプリングハンガーの調整を行うことが出来ます。