「DSP系」のみシステム | テクニカルサービス

通常、システム製作はお客様からのご依頼を基にシステムデザインが始まりますが、

今回はそのはじまりが「逆」。
つまり、私からの提案、いや、提案を超えた事例。

このライフワークを11年(今月11周年を迎えました)もやってますと、お客様との関係性はその分だけ深まってまいります。いつもありがとうございます。

さて、
このところ、30cm大のペダルボードの製作が続く中、

「こんなボード組んだら面白いかもしれないな…」とイメージした中で、パッと浮かんだお客様へ直ぐ電話。

「○○さん、こんな風にボード組ませてもらえませんか?」

と、ご提案(お願い)をしたところ、

快く、
「いいですよ!是非やってください!」と、快諾くださいました。

(お客様からのコメントは下部に。)


さて、今回のコンセプト。

strymonだけでボードを組むと面白そうだ。」から始まりました。

アンプINPUTで使うために、クリーントーンは当然ながらアンプで、歪みはstrymonのペダルを使い、空間系も同じく、との流れでデザインしていくと、Aclamのボードを使う前提だとスペースが足りない・・。後述いたしますが、空間系の1台はXTOMP miniで代用。

趣旨は「オールDSP系エフェクト・システム」。
(チューナーは・・・ですが。)

パッと見てお判りの通り、

この内容。

価格的には、ほぼFRACTAL買えそうですけど…
って、そんなこと言ったら寂しいですよ。
価格でなく、「男のロマン」の世界です(笑)。

(ちなみに、お客様はFRACTALは「各種」お持ちです。)

真面目な話、
1個のDSPで色々やるんじゃなくて、それぞれ1台に1つのDSPで動かすことになるこのシステム。
しかもそれをただ繋いだってことではなく、
「感覚的なモノ」にはなりますが、このボード1つが「1台のシステム」と考えられる内容。だから面白いし、楽しい。

このシステムでは、

・クリーントーンはアンプクリーン(CAE/OD-100を使います。)で、

・Over DriveのSUNSETは、単体での歪みと、後段のRiverside用のブースターと、2種類の分けて使用。

基本的な歪みは、
・Riversideを使います。Riversideはプリアンプのため、アンプヘッドっぽい扱いで音作りをします。
アンプクリーンに接続することで、Marshallサウンドが簡単に作れるため、アンプの操作感覚よりもRiversideの方がEQの効きも広く細かく変化するので、そこそこのアンプよりも「良い音作り」が進められます。このボードでは、Riversideで2種類の音を切り替えて使用。
ブルース、フュージョン系から、ヘビーメタルまで、歪みだけでも、SUNSETとの組み合わせで、バリエーションは3-4種類を確保しています。

空間系エフェクトは、
・XTOMP miniは、リバーブとして使用。好きな時にエフェクトの入れ替えは容易ですので(スマホアプリ)、リバーブ固定にはならない点は自由度が広がります。

・Time Lineは、EXCEL-PRESETを入れた状態で使用。お客様好みのサウンドに近づけるため、多少のパラメータの見直しを行いました。
ディレイの他に、コーラス+ディレイや、トレモロとしても使えますので、このボードだけでも、マルチエフェクターに近い多種のサウンドを実現します。(サウンドは中途半端なペダルマルチを超えています。)

そして、この手のDSP系(デジタル)エフェクトが関係するシステムに欠かせないのが、パワーサプライ「Ojai」です。このシステムはアナログペダルが混入しませんので、高周波ノイズ等の心配はありませんが、「容量の確保」は重要でした。Ojaiはこんなに小さい本体ですが、このボードに搭載するエフェクト全てに安定供給をします。

ペダルボードは、2列になるため、奥のTime Lineの操作がし難いです・・
なんとか踏めますけど、
Time Line特有の「スイッチ2個押し」はちょっと、、足が入り難いですね。

そこで、今回のシステムでは「MULTIスイッチ」を使用し、ボードの手前に配置することで、Time LineのプリセットUP/DOWNと、本体のON/OFFを可能にしました。

ディレイエフェクトのON/OFFはよく操作する部分になるため、操作性は飛躍的に向上。

それから、パッチケーブルは今回も「日の出さんのパッチケーブル」を使用。スペースの確保、そしてしっかりとハンダ付けしてあるため、接触不良などのトラブルの心配がありません。


使用機材リスト:
・Daddarioペダルチューナー
・strymon :SUNSET(Over Drive)
・strymon:Riverside(Preamp)「+EXCEL PRESET」
・strymon:Ojai(パワーサプライ)
・HOTONE:XTOMP Mini
・strymon:Time Line 「+EXCEL PRESET」
・strymon:MULTI SW
・AcLam XS2(ペダルボード)
・日の出光機パッチケーブル各種,CAJ TRSケーブル

・コンサルティング、デザイン、制作費:別途「ご相談はお気軽に!」

↓お客様からのコメントです。

ボード受け取りました。とても綺麗に組み上げてくださり、ありがとうございます。
ノイズ無いですね。さすがです。ボードは思ったより小さかったです。
Strymonなかなか良いですね!
METAL弾くならこのボートだけで十分な感じです。

EXCEL PRESET ’80METAL+Xtomp+Timelineこれだけで弾いていて楽しいです。
Sunsetもご案内いただいたようにRiversideにAを足しても良いし、OD-100の2ch+Sunsetでも良い感じです。

35年くらい若返った気がして、ズクズクとリフを刻んでいました。こういう時はやはりフロイトローズだと思い、久しぶりにSuhr ’09 Limitedを弾きました。

 

嬉しいですねー!ありがとうございます!!

そう、システムだけでなく、今まで買っていただいた”ギターも”活用いただける様にするのが当店の存在意義。せっかく買っていただいた楽器が眠るだけじゃもったいないですからね、ポテンシャルの引き出し方や、使い道もどんどん提案させていただきます。

30cmのペダルボード制作 | テクニカルサービス

うちでは「システム機器のテクニカルサービス」として、

・FRACTAL AUDIO SYSTEMSの組み込みセットアップもしますし、

・大型のペダルボード、

さらには、、もう、Midiが絡むとサポートできるお店も数える程かもしれない、
・ラックシステム..

..まで、

お客さんのご要望に合わせたコンサルティングサービスを行なっています。

何も大きな、そして高価な物に限らずで、

実は、もっと小回りの効くこともお受けしています。

最近ご依頼くださったお客様の例ですと、

「中途半端なペダルマルチではなく、エフェクトはそんなに併用はしないが、エフェクトの種類は適度に変更したい!」

そんなご相談から、構築を始めたのがこちらのシステムボード。

30cmくらいの小さいボードですが、サウンド面や拡張面(エフェクト変更)においても自在に近づく内容を考えました。

機材を揃えて、作業に入ります。

機材も音質や、利便性、そして、電源周りは特に気を使ったチョイスを行います。(その辺のお話はまた後日..)

ここで、
同業者様からたまに「何で新聞紙敷くの?」って、聞かれます。

気分です(笑)。特に深い意味はありません。何となく、作業台の上に敷いておくと、落ち着くのです。。それだけです。やってみてください(笑)。なんとなく、やる気に違いが出るかもしれません。

さて、こちらのボードはこの「部材」で機材を固定するユニークなボード。

引き続き作業を進めます。

実験 「XTOMP」+「FX8」

当店でお買い物くださったお客様から、機材を使用した写真や、ライブの動画など送っていただくことがあります。
こう言うのってホント、すごく嬉しいですねー!
私のエネルギーになります。

さて、本日は。

XTOMPのポテンシャルを測る実験。先日システム制作をご依頼くださったお客様と、ギタリスト林さんのご協力の下、進めます。

ところで、XTOMPってご存知でしょうか・・??

結構、今も「コレって何をするものなのかよく分からない」と思っている方が多いのと、HOTONEのエフェクターであることから、なんか「小さいエフェクターのアレね」のイメージが先行する様です。握り寿司シリーズの「skyline」とは全く異なるサウンドコンセプトを持つのが機種がXTOMPです。

XTOMPは、好きなエフェクターをBluetoothを使って本体に送信。専用のアプリはiOS, Androidで無料で手に入ります。
基本的にマルチエフェクトではなく、
1つのプロセッサで単一(または2つ)のエフェクトを作り出すので、XTOMPはその分、贅沢な処理能力でリアルエフェクトを構築していると言えます。

今回の実験では、

FX8を空間系エフェクトに使用(Postエフェクト)

アンプのINPUTへ、「XTOMP」を接続し、JCM800のアンプモデリングを動かします。

これにより、エフェクトのみのFX8を、
「XTOMP アンプモデリング+FX8 空間系エフェクト」で、
両者をAXE-FXIIに近い使い方にした上で、真空管アンプの構造(Pre, EQ部、Send/Return)を織り交ぜて、最新鋭のデジタル機器と、真空管アンプのアナログ機器の融合を行なっています。

↓サウンドテスト動画はこちら。

 

当店では、本気のお客様へ本気で取り組んでおります。