システムボード「制作事例」 | テクニカルサービス

当店では、お客様一人一人、ちゃんと向き合ったサービスとして、FRACTALなどの「本体+中身サポート」の様なハード+ソフトの案件から、

今回の記事の様に、「小型のペダルボード」のご相談まで応じております。

それから、よくお問い合わせをいただくことなのですが、
機材のみお持ち込みでの対応はお断りしております。(当店お買い上げ商品は除く)基本的に、機材から付随する部材まで一式「パッケージ」としてコーディネート、制作、アフターサービスまで、パッケージ化して販売、対応させていただいております。

また、「よそで買った物の配線方法だけ教えて欲しい」とか、「(どこかの)ネットに書いてある、これについてはどうなのか?」など、ただ回答や、何かの良し悪しについてだけをお求めになるお問い合わせをいただくことがありますが、申し訳ございませんが、これらについてもお断りさせていただいております。各々購入したお店へお問い合わせお願いします。

私の人生そろそろ折り返し地点。「時間は誰にとっても有限」ですので、ご理解くださいます様お願いします。


さて、今回ご依頼いただきましたお客様は、

「機動性が良い小型のペダルボードを組んで欲しいけど、miniボードで3台+チューナーみたいな感じだとちょっと足りない。4種類くらいで、できるだけ軽くして欲しい。

たまに、エフェクターも入れ替えたい。特に歪みペダルはバンドによって2-3種類を使い分けると思う。自由に入れ替えたいけど、できる?

では、よろしくね!」

できます。うまいこと考えます!

ご要望に基づいて制作いたしましたのが、こちらのボード!

お客様のご要望で、「歪みペダル」を使い分けるために、「Aパターン」「Bパターン」の2種類に簡単にチェンジできる状態に制作。

配線は直ぐに外せる状態で、ジャック位置に合わせた「余裕の長さ」で配線。

エフェクターの固定もマイナスドライバー1本で簡単にできます。(ペダルボード・Aclamの特徴)

 

・こちらは、「Aパターン」


歪みの「CTC: Black Magic MKII(左下)」は、ロック、ポップ、
そして、
「いかにもペダルで歪ませた!」みたいな、ベタな(良い意味で、ですよ!)古っぽい歪みも出せるため、昭和歌謡にも..対応できます。

 

 

そして、歪みペダルだけを入れ替えてみます・・マイナスドライバー1本でOK!

 

・こちらが、「Bパターン」

通称:Dokkenパターン(笑)。
その名の通り、ハードロック、メタル系に対応するために、この時は「FID-1」をベースに音作りをします。

FID-1ユーザーの方はセッティングもご参考ください。LEVELは写真くらい上がってないとよろしくない..です。(LEVEL: 1-2時推薦)


XTOMPについて:
「A」「B」どちらのパターンにおいても、
・XTOMP(ノーマル)は「ディレイ・リバーブ(コンビネーション アルゴリズム)」にて使用し、

・XTOMP miniは、「クリーントーン」で、コーラス(※1)に使います。

(※1)冒頭の様に、変なお問い合わせが来ると困りますので、但し書きをいたしますと、、
「このボードでは歪みペダルとX-Miniは併用しません。」撮影のために、LEDは光らせて(ON状態)ますが..。

 

お買い上げありがとうございました!


今回の使用機材リスト:

・strymon:Ojai「パワーサプライ」

・XTOMP mini「DSPエフェクト」

・XTOMP「DSPエフェクト(上位機種)」

・t.c.:Tuner「チューナー兼、MUTEスイッチ」

・OKKO:COCAINE「コンプ+ブースター(独立MIDブースターとして使用)」

・EXTREME GUITAR FORCE:FID-1「ディストーションペダル」

・CTC:Black Magic MKII「ディストーションペダル」

・Aclam:XS2「ペダルボード、ソフトケース」

・パッチケーブル、配線部材、工賃別途。

acLam guitars ペダルボード 配線 | テクニカルサービス

このところ、システムボード制作のご依頼が続いている中、人気のペダルボードが、「aclam(アクラム)」

機器固定にはマジックテープがいらないなど、ユニークな点が多いことは前にも書いた通りですが、

配線、特にDCコードの配線もし易く、基本的に「溝」に押し込むだけ。

それでも、5台分など配線本数も増えてくると、ケーブルの束が盛り上がっちゃって、上手く押し込めない箇所も出て来るワケでして・・

お客様のボードを作っていてふと思った・・こうやればいいんじゃねーの。
(既出ネタだったらすみません。)

このボードで、固定治具の類はあまり使いたくないので、
(aclamの様式美が損なう気がするため、)
所謂、「ベース板」は使わずに、

1. 結束バンドを、この様に余分な長さを残して切ります。

2. 余った箇所を、配線と一緒に溝に引っ掛けます。

1つのラインで1箇所だと取れやすいので、1つのラインで最低2箇所以上はこの様に処置します。

これで、ケーブルの押し込みにくい箇所での、DCケーブルの飛び出しがしにくくなります。
ケーブルは、2束くらいまででしょう。

応用すれば、両端などの「縦のラインにも」使えます。

 

 

こんな感じに、

ベース板を使わなくても、スッキリまとまります。(..作業は途中)

今、この手のサイズのペダルボードに「Ojai」は欠かせません!

 

引き続き、作業を進めます。続きはまた!