今日の一枚|SPECIAL LIVE IN TOKYO「寺尾聰」..など

丁度タイムリーなところで、昭和歌謡。

FRACTALの流れで今剛さんを聴き込む。

寺尾聰|SPECIAL LIVE IN TOKYO

1984年の作品。ギターは今剛さん、 ベースは高水健司さんです。ベース好きな私はついベース中心に聴き込んでしまいますが、ベースプレイはもちろん、この当時として画期的な音作りだったんだろうなと思う。諸先輩方から聞くと、昔、マーカスミラーが登場して、こういった鮮やかなベースサウンドをどうやって出すのか試行錯誤する時代に「アンプを使わない発想」が根付いていったらしい。
このアルバムでも、そういったクリアーな低音、鮮やかなスラップサウンド(当時はチョッパーと呼んでいた)が、今も色褪せない。

「#2ルビーの指輪」って、不思議と歌詞覚えているもんですね。流行歌ならぬ歴史と伝統とされる曲。

ギターも素晴らしいですね。バンドとしてボーカルを引き立てる演奏と、控えめなんだけど存在感あるギターサウンド。昔のライブアルバムながら、近年のローファイ傾向のギターサウンドと重なる。

そういえば昔、諸先輩方から「昔は、今剛、松原正樹、芳野藤丸って日本の3大スタジオギタリストって言われていた」と。

SHOGUN|COMPLETE

その流れで芳野藤丸さんのSHOGUNを聴く。

子供の頃。茶の間で流れてきた刑事ドラマ(正確には探偵)のテーマ「#1 男達のメロディー」に、何てカッコいい曲なんだと思っていた。劇中の沖雅也さんカッコよかったなー。なつかしい。

現代は1人1台スマホの時代で余暇も孤立化していますが、昔って、1つのテレビを家族で見る時代。今聴いてもカッコいいなあ、と。

そんな風に、Apple Musicで曲を開いていると、AIが「あなたへのおすすめ」として、こちらをピックアップしてきた。

杉良太郎|君は人のために死ねるか

刑事つながりでしょうか。刑事ドラマのテーマだったのは覚えています。
流石AI。賢い。

これも不思議と歌詞を覚えているもんですね、最後の「ポリースマーン♪」を歌ってしまった。こう言う曲だったなって。

ギターは誰が弾いていたんでしょうか。泣きのチョーキングが冴えます。
うーん、
真面目な話で、Camel(プログレッシブロック)に通ずる世界観ですね。

 

今日の一枚|「Motley Crue」From The Beginning

今日もAORフュージョンライフ..ですが、本日はハードロックで作業中。

当店のお客様でモトリー・クルー嫌いな人はいないでしょう。と言うか「みんなが大好き」でしょう。

Motley Crue|From The Beginning

聞けば分かる、知ってる曲ばかりが集結。リマスターを含めた名曲揃いのベストアル..今時はコンピレーションアルバムと言うのかな。それです。(最新作)

もう#1から聴き慣れた曲が続いて行きますが、

特に、
#4 Looks That Kill
これは今聞いても、テンションが高まります。仕事するぞ!ってなる笑

リアルタイムで聞いていた10代の頃はただひたすらに、カッコいいなーと言う思いでしたが、

今聞くと、キレのよい明瞭なディストーション、
ベースは決して派手ではないが、アンサンブル全体に厚みを加える重要な存在に徹している。

今の(高解像度)再生機器で聞くリマスター版とか、当時の聞こえ方とはまた異なる楽しみ方ができます。

なんか、当時の時代背景とか、何と言うか「活力」の部分が蘇るように思い出されて、あの頃はいい時代だったなーと、考えてしまった。
#8 Girls,Girls,Girls は特に。今聞いていると、活力ある時代に熱狂的に生きた人を思い起こす。男も女も。ギラギラした男たち。
でも、今これ言うとダメなんでしょ。それどころか、こう言う曲を称賛すると、女性蔑視だの言われる(そんなつもりないけどね!)。めんどくさい日本になったもんです。少子化、人口減、日本衰退の理由はここにもある。