名盤紹介|JAOR

「AOR」当店ではホームページ、商品紹介のあちこちに書いているキーワード。AOR=Adult Oriented Rockの略。最近ではシティポップのジャンルに入ることもありますが、何と言いましょうか、「フワっと」した軽快な音楽。軽やかさと爽快な音楽は、フュージョンとも合致する部分があり、「フュージョンファンはAORも好き」で、その逆もあって、そんな関係性のある音楽。当店では販売商品群柄、そういったAOR/フュージョンファンの喜ぶギアを当初から取り扱っている、というワケ。私もAOR/フュージョンは大好きですからね。

さて、AORというとその入り口として、エアプレイや、ボズ・スキャッグスを入門編として書きたいところですが、それだとここを読んでいる方々にとって既にベタな話になってしまいますので、今回は別の側面で名盤紹介。

ここ最近お気に入りの、ずーーーっと、聴いていたいアルバム。

佐藤竹善|radio JAOR

お馴染み、日本AORを代表する佐藤竹善さんのアルバム。日本を代表するAORの名曲をカバー。ラジオ調に展開されていきます。アレンジ、心地よさ、優しさのある音質まで、近年で名盤と評価できる一枚。

そのライブ盤がこちら。

もうね、 1曲目から凄いですが、2曲目は悶絶。クリエイションの名曲ですが、全てがもう完璧すぎるんですよね。歌い切るボーカル、バンドメンバーのクオリティの高さ。グルーブ感。ドラマー「強力」です。
#14のLONELY MANもいいですねー、、なんと、芳野藤丸さんが登場しますよ。

 

名盤紹介|一枚で色々楽しめるシリーズ。

名盤紹介。フュージョン/AORファンに送る「一枚で色々楽しめるアルバムシリーズ。」

Richard Tee | THE BOTTOM LINE

Apple Musicにリチャード・ティー作品はなかった気がしましたが、最近本アルバムが上がってきました。

リチャード・ティーのやさしいタッチとサウンド。心落ち着きますね。

本作はとてもいい。その上「おいしい」。何がって、ベースは「Marcus Miller」「Will Lee」ドラムには、「Steve Gadd」「Dave Weckl」の大御所リズムコンビネーションが1枚で楽しめる。(ギターはジョン・トロペイ)

86年作品ですが、この頃のマーカスのフレーズ、サウンドは後に多くのベーシストが影響受けるどころか「真似た」。当時はこういった「ギラっとした音」は斬新で、どうやって作るのかの試行錯誤時代。今みたいにyoutubeでパッとは判明しない。
Will Leeもいいですね、この「ピタッと」張り付くビート。ドラムとのコンビネーションも楽しめる。

(The Gadd Gangも聴きたくなった。Apple Musicでは見つかりません。)

浜田麻里|In The Precious Age(Remaster)

分類的には「ヘビーメタル」になりますが、内容的にはフュージョン/AORファンが楽しめる一枚。

とにかく豪華。LAの大御所、そしてTOTOのメンバーがそのまま参加している曲も。特にギターは注目。この1枚で「Mike Landau」「Dann Huff」の若き頃のプレイ、ギラギラの「ラック・サウンド」が楽しめる。マイク・ランドウについては、#1なんか正しくそれで、そうだよこれがランドウだよ!って共感する方、あなた様はこっち寄り(当店寄り)の方です。やっぱり、歌モノのバックでクリーン〜ディストーションと多彩なサウンドが切り替わり楽曲に彩りや厚みをつけていく、これこそが「マイク・ランドウ」だと思う。近年のスタイルとは異なる若き頃のマイクさんを楽しんでみてください。

そして、次曲はDann Huffが登場。と、言うか、もうGIANTそのまんまですね。このどっしりとしたリフ、伸びやかなリードトーン。絶妙なタメ、揺らしが「ダン・ハフ節」と言える醍醐味。

そして#3「999」で悶絶。マイク・ポーカロ(Bass)上手すぎ。音符が長く感じられるんですよね。そして、ドラムはもちろんジェフ・ポーカロ。

作品自体は1987年。私(店主)中学生..です。あの頃はこう言った豪華な作品を普通に作れる時代だったんだな。それだけ日本は豊かな国だったのだなと。今は・・。

そういえば、高校時代にクラスメートから「おい!浜田麻里バンドのギターの人メチャクチャ上手いぞ!!」と言われビデオを見せてもらい衝撃的だった。「うわ!ホントだ。すげー。うめー!」って、それが増崎さんだったと言う。