AM4 ミニシステム製作記 (2)

AM4 ミニシステム製作記 (2)

もくじ 前回記事

その1

前回の記事から下準備した機材、ボードを、仮並べ。

ピタピタに収まりました。測ってありましたけどね。

今回は、EXP(EV-2)を1台使います。現在、EV-1/2は入手困難な状況。お客様が前システムで使用していたものをそのまま再利用、移行します。

マジックテープで固定している様子の写真は撮り忘れましたので、省略して、

マジックテープ(商標の関係で呼び名は様々)もピンキリ。これまで某社の自動車用品のものを使っていましたが、ここ数年の夏の猛暑に耐えにくくなってきたため(あまりの熱さで動く)、耐熱効果の高いものを探し、使用することにしました。基本的に楽器メーカーのものは使っていません。

しっかり養生をしてから作業に入ります。配線は1本だけなので直ぐ完了。

背面。前回記事の「下駄」が大活躍しています。見た目もいいですね。詳しくは前回記事をお読みください。

今回のシステムでは、ギターの直接入力、1台のEXPはPost Volumeで使います。ただ繋いだだけでは使えませんので、本体に学習させます。

Tips FRACRALでは、EXP VOLをゼロにする際に、チューナーを連動させる機能を持ってますが、AM4システムに限ってはあえて使わないことにしました(次回説明)。

OUTPUT

1 L,Rの「ステレオ」で使うパターン。
2 片側をCABブロック通過、片側をCABブロック通さない。(MONOで振り分け)

この2パターンで使えるように、内部を構築していきます。切り替え自体は、GLOBAL設定で簡単に行えるため、一度使い方を覚えてしまえば簡単です。

「覚えてしまえば、」というより、実際には使い方レクチャーをしています。1度ならず2度目もちゃんと、同じことを聞かれても私は嫌な顔せず説明いたしますのでご安心を。

続いて、

Mac PCへ接続して、エディティング作業に入ります。

出典:FRACTAL AUDIO SYSTEMS

手の内明かすのも何なので、画像は公式ホームページのものを貼り付けました。

このようなエディティング画面上から、AM4のエディット(構築)を実施します。

上の画面は、「ベーシック画面」で、ごくシンプルな、最低限の編集が行えます。コンパクトエフェクター並みに簡略化しているため、初心者の方も気軽に進められるでしょう。

私は主にこちらの画面に切り替えて仕事します。

出典:FRACTAL AUDIO SYSTEMS

こちらが、「エキスパート画面」実質的にAXE-FXに相当するエディティング項目が表示されます。1画面上に、欲しい、変えたいものが数値化されて表示され、色分けもよく、分かりやすい。

今回の「AM4 EDIT」を設計したデザイナーはすごいと思います。使いたい機能に素早くたどり着けますし、1画面上での操作の幅も広く、これまでみたいな、何を呼び出してから何かをするということも、ひとまとめに作られています。

AM4搭載ブロック

AM4は、こちらのブロックを併用して構築していきますが、この内容なら十分です。

PIT系はありませんが、CHOブロックをうまく使えば、揺れモノのディストーションも構築ができます。

前回記事でも書いてますが、AM4=4個しか置けない、ではありません。工夫すればそれ以上の機能を組み合わせることが可能です。

ルーティング及び、シリーズ/パラレルの概念については、AXE-FXと少し異なるため、構築にはコツやノウハウが必要です。この辺りまで考えると、今回のようなシステム製作まで一式でご依頼いただくほうが、お客様も簡単かと思います。

 

次回は完成編。

AM4 ミニシステム製作記 (1)

システムを「ミニ化」するAM4

New 新機種「AM4」はペダルタイプにAMPブロック、CAB、エフェクト等、「AXE-FXを簡略化」した機能を搭載した、最もシンプルな機種。

早い話が、

FRACTAL AUDIO SYSTEMS | AM4

FRACTALの「入り口」機種。戸惑い少ない操作性、エディット画面も簡略化し、複雑なイメージを一新。「初心者向けデジタルDSP機器」を実現。

かと言って、エキスパート(ギターのテクニックの部分ではなく、機材いじりの面で)が不満ということは決してなく、そのために、AM4には「expartモード」と言って、AXE-FX同等のエディティング項目に入れる、いわば「マニアックモード」も搭載。AXE-FXユーザーでしたら、おそらく、マニュアルは要らないとまでは言いませんが、数点「確認する」程度ですんなり始めることができるでしょう。私もマニュアルは「辞書」的な使い方で進めています。

初代AXE-FX Std/ULTRAから販売実績ある当店から言えるほど、AM4は「簡単」です。

でも、簡単って言っても、難しいので(どっちなんだ?)、手取り足取りの安心販売「EXCEL PRESET & USER CAB」を実施中。詳細はこちら。

長くなってしまうので、本題いきます。

発売したての「AM4」早速、システム構築の依頼をいただきました。

「今までみたいに、大型のペダルボード、アンプを持っていくにはしんどい!」そんな方々に、AM4はおすすめです。行った先の適当なアンプ(できればReturn/Power IN端子)または、PAモニターに繋ぐだけ。出てくる音は、本格的なアンプシステムサウンド。

可搬性においては、iPadくらいの大きさ。サイズ表でイメージするより実物見ると「うわ!小さい!」って思えます。

また脱線するので、
本題へ戻ります。

AM4 ミニシステム製作依頼(1)

依頼内容 今回のご依頼は、小型ボードへの搭載と、EXPの連動。これらの製作及び、設定と、EXCEL PRESETのインストールと、USER CABデータ、動作テストまで一式を行い、お客様への直接レクチャーも行う、手取り足取りまで、この内容でご用命いただきました。

とりあえず、既存のボードがありましたので、今回そちらを再利用。別の機器でサブシステム(サブのサブ、3番選手のポジション)を組んでいたボードを再利用。

仮置き。

ボードにヘリ(縁)があるので、プラグの抜差しがしにくいですね。当初、お客様も「このくらいなら何とかなるかな、」と仰ってましたが、実際抜差しすると、本体側の端子を傷めそうです。

今回、対策として、

下駄をはかせることに。

露出面のみ先に塗装。高さ(厚み)も計算してあります。操作性に違和感あってもいけませんし、肝心なのは、ボードのフタが閉められるか、です。採寸した材料を貼り合わせて固定。

続きは次回。