偉大なるベーシスト100人を読んだ。

ベースマガジンを読みました。今時、書店に行かずとも電子書籍で読める時代。

(ネタバレしないように)詳細は誌面を読んでいただくとして、

プロベーシストが選ぶベーシスト人気投票。1位は順当とも言える「あの方」でしたが、

私的には「Marcus Millerじゃないの?」と思った。意外な順位のマーカス。詳しくは誌面を。

プレーヤーとして、そしてあくまで楽器業界の目線で見れば、マーカス・ミラーは、楽曲の偉業、スタイル、更には楽器業界に大きく貢献したベーシスト。
90年代はSadowskyのブランド力を高め、SWRのアンプが飛ぶように売れた。そして、多くのフュージョンベーシストのJazz Bassには「フェンス(ベルカバー)」が取り付けられた(今、付けてる人あんまり見かけない)。

若き頃のマーカスが聞ける名盤。

この辺り(1980年前後)からガーッと行って、90年代は多くのフュージョンベーシストがマーカスのサウンド、プレイスタイルに影響というか真似た時代。

「ギラっとした音」はどうやって出すんだろう。と試行錯誤した時代。今みたいにyoutubeで検索してなんてなかったし、人づてや雑誌の情報が主な時代。

話はベースマガジン誌面に戻り。
ランキングの中には、名前は知っていても聴いたことがないベーシスト、 初めて知ったベーシストも。これも時代なのかな。日本人ベーシストの名前も多く見かける。私的には美久月千春さんや小原礼さんがいなく寂しいところ。
海外のベーシストも、エイブ・ラボリエルが圏外だったり、ニール・スチューベンハウスは名前すらなかった(ギタリストだとマイク・ランドウは大人気なのだが)。

そんな中、

私の先生「江川ほーじん」さんはランクイン!していた。


誌面写真は爆風時代のほうがよかったかな。と、個人的には。

江川ほーじんさん=ラリー・グラハム
のイメージが強いですが実際には、ほーじん先生は本当に色んな音楽を知っていて、 「これ聴いてみなよ!」と教わったことも多い。そんな話はまたの機会に。

 

今日の一枚「24丁目バンド」

別のアルバムを検索中に発見。
前はなかったですが、昨年の秋頃突如AppleMusicに加わっているのを知りました。

3枚一気に。

24丁目バンド (The 24th Street Band)

ハイラム・ブロック、ウィル・リーを中心とした4人組ロックバンド。

Will Leeファンの私(と言うかWill Leeになりたかったくらい好き)としては欠かせないアルバムの1つですが、何せ古い。1979年〜1981年の作品。
Will Leeの名盤は多々ある中、今回はこちらを紹介。

(Will Leeファンとして、こちらが強力な推薦盤という話ではないのですが、この他に沢山ありすぎるので、それはまた今度。)

今聴いてみる印象は初めて聴いた時と同じ。
20代の頃、既に廃盤のレコードからようやくCD盤が発売されて(今も持ってます)興奮して聴いたものの、今聴く印象は当時と同じ。

彼らの若さあふれる表現力を感じられる。当時は色んな意味で「あぶないバンドだった」とも言われていましたが、よい意味での荒削り感が当時もそれぞれが好き放題「自由に」にやっていたんだろうなと想像できる。Will Leeがプレベでバリバリやっていた時代。

後に、ハイラム・ブロックのソロプロジェクトでも24丁目バンドから幾つか演奏しているそんな名曲も。↓の#1とか有名ですね。

ライブ盤がこちら。

#6のベースラインがきれい。