FM9 MK II TURBO(今剛バージョン) | システム製作期(1)

FRACTAL AUDIO SYSTEMS「システム製作」まで一式で行って納品するテクニカルサービス実施中。

現在4機種ある中で、主なご依頼はラックタイプのTURBO(AXE-FX III MK II TURBO)ですが、

フロアタイプのシステム製作も行なっています。

今回のご依頼は、FM9 MKII TURBO(以下9TB)

FM9 MK II TURBO 今剛バージョン

ご相談いただいた段階で、ラックタイプとフロアタイプの利点や違いをご説明のうえ、「9TB」をご選択。

「9TB」は1台でフットスイッチは9個で広い使い勝手、出力等のIFも充実していることから、ご自宅での使用以外に、スタジオリハ、ライブへ持ち込む際のセッティングも簡便化します。

今回のご依頼では、LINE出力と、既存のパワーアンプでの使用と両出力に対応させるために、内部エディットを含めて、プリセットも構築していきます。

「今剛バージョン」でお買い求めいただいておりますが、オリジナルプリセットも同時にエディット依頼をいただき、作業を進めています。

EXCEL PRESET for FM9 TURBO

やってみると、ラックタイプ(3TB)との違いも分かってきますし、私にとっても価値高めるお仕事となってます。

記事では簡単に見えますが、意外と時間がかかります。納期に間に合うのか?と思いながら、頑張っている最中です。

 

システム製作事例・ご依頼に関する詳細はこちら。

ボードのメンテ依頼(2)「完成編」

今回は「完成編」

既存ボードのメンテ、機材入れ替えのご依頼。

前回記事はこちら。

作業内容

面ファスナー(マジックテープ)貼り替えと、剥がれ防止に機器固定部分の補強を行いました。面ファスナーは耐熱強化タイプを使用し、フットスイッチを踏み込んだ際に機材の衝撃を吸収する工夫を施した「猛暑対策」です。

前回記事にも書きましたが、テープ類は永久仕様ではありませんので、おおむね2-3年程度で点検、修復を行いたい部分。ボードは組んだら終わりではなく、メンテも必要です。技術を持った専門ショップと仲良しになれば安心でしょう。

今回は、SL-OD DELUXEを新規で搭載。ルカサーファンのお客様ですので最新版のペダルに入れ替えました。

6台中「5台が歪みぺダル」というユニークな内容ですが、空間系はFRACTALを使用します。2台のTS系オーバードライブのうち「808GOLD(*1)」は「SD-9V2(*2)」のローエンド補強役。この2台はコンビネーションとして使用。SD9S2020単体で使うよりもリッチなトーンになります。

(*1)(*2)現在販売終了品。

スイッチングシステムも使わない、デジタル機器でもなく、「足操作で踏み替える」初心、ギターキッズに戻れる世界観もペダルボードのひとつの楽しみ方でもあります。

このほかに、

  • プラグ、ジャッククリーニング、
  • 配線点検、
  • ボード内部清掃

これらも実施いたしました。後はお客様へ引渡しを待ちます。