ネックは動いたら調整。

ネック調整。

以前は季節ごとや、湿度変化に応じて都度調整で対応できましたが、ここ数年による気候変動で、ギターにやさしい長野県においても、ネックコンディションが「読みにくく」なって来ています。

長野県に限らず昨今、日本全国的に春先は乾いた強い風が多くなり、冬の乾燥から春に向かった3〜4月も更に空気が乾く。ネックコンディションも変わります。

当店は湿度環境はよいと自負がありますが、ギターをケースから取り出し、1〜2時間でネックが動く、そのようなことも年々増えています。

調整方法はギターによって様々。

「ネックが動いたら」その都度調整しましょう。

詳しくは割愛しますが、放置が一番良くない。クセがつきやすくなります。

「反ってるかわからない」

よく言われます。簡単です。順反りすると弾きにくくなり、逆反りは音が詰まる・特定ポジションで出なくなるなど、悪い変化を感じた時です。
当然ながら、これらの感覚的症状以外でも、点検すれば調整が必要か否かは判断できますので、ギターを長く愛用するためにも頼れるショップ、リペアーマンにご相談してみることをお勧めします。

 

電池交換してますか?

EMG等アクティブピックアップ、プリアンプ・バッファー搭載のギター、ベースは「9V電池」を使用しています。

ところで、電池って換えてますか?

「音が出なくなるまで換えない派」もいらっしゃいますが、

経験上では電池が減ってくると、(EMGの場合)音のエネルギー感を損ない、最終的な末期になるとボソボソ等ノイズが出てきます。そうなる前には交換したほうがいいのですが、

その目安。1年間に2回くらいのペースをお勧めしています。ギターを使う頻度にもよりますが、新品電池のパフォーマンス維持を考えると、半年おきくらいがベストかと思います。

当店に電池が入荷すると、ある程度まとめて購入されることが多いことから、アクティブギター(ベース)のパフォーマンス維持を気にするユーザーが多いのかなと感じております。その分、入荷後の品切れも早いのですが。


上の写真の例(EMG使用)では、音は出ていましたが「弾いた感触音が弱い」印象。電池を外すと電圧が9Vを切っており、新品交換したところで、音の力強さや輝きが蘇りました。交換時に印を貼っておくと、次回交換時期の目安に便利です。


最近は電池そのものに対策施されているものが多いですが、長期間入れっぱなしの電池は液漏れや変形が生じ、最悪の場合、それらが原因で修理が必要になることがあります。

9V電池は、電池によって音も変われば、大きさも異なります。電池は統一したサイズではないので、最近では国内家電メーカー品でも、長い、太いなどの理由で電池ボックスに入らない電池もあるようです。特に、Gotohの電池ボックスを使っている場合、大きくて入らない場合はそもそも使うことができませんが、入るものでも隙間を詰める対策をすることで接触不良のトラブルを防ぐことができます。