学び。 | コンプ研究会

前回に引き続き、コンプ研究会。日伸音波OBの田村さん指導の下、コンプについての熱い講義が続きます。

その「主旨」は私のお勉強です(笑)。

今回はお客様のご協力も得ながら、あらゆるコンプを並べてチェック。ここから「ヒント」や「ひらめき」を追求します。

理想的なコンプとは何か..そもそも、コンプレッサーは、歪みペダルやコーラス等ほど、音をガラッと変化させる効果でもなく、
多くは、それをONにした時の「掛かっている音が好き」で選ばれる嗜好性が強いエフェクター。

コンプは構造的には大きく分けて、「3パターン」ほどではあるものの、こうやって各メーカー様々な物をチェックするとそれぞれに異なるポリシーがあります。

・パーカッシブな「効果音」的に使う物。(通称:パッツンコンプ)

・定位がまとまる様な「揃う」「存在感が増す」効果を得る物。(通称:上品系)

・上が柔らかく、解像度が良い物、古くはリミッタータイプと呼ばれた物。(通称:オーディオ系)

田村さんにメカニズム解説などを行っていただきながら、ギターの性質や、アンプシステムとの併用による「どのコンプがどんな時にハマるか」を学習。

これらが、今後のお客様サービスに役立てられます。

実験 「XTOMP」+「FX8」

当店でお買い物くださったお客様から、機材を使用した写真や、ライブの動画など送っていただくことがあります。
こう言うのってホント、すごく嬉しいですねー!
私のエネルギーになります。

さて、本日は。

XTOMPのポテンシャルを測る実験。先日システム制作をご依頼くださったお客様と、ギタリスト林さんのご協力の下、進めます。

ところで、XTOMPってご存知でしょうか・・??

結構、今も「コレって何をするものなのかよく分からない」と思っている方が多いのと、HOTONEのエフェクターであることから、なんか「小さいエフェクターのアレね」のイメージが先行する様です。握り寿司シリーズの「skyline」とは全く異なるサウンドコンセプトを持つのが機種がXTOMPです。

XTOMPは、好きなエフェクターをBluetoothを使って本体に送信。専用のアプリはiOS, Androidで無料で手に入ります。
基本的にマルチエフェクトではなく、
1つのプロセッサで単一(または2つ)のエフェクトを作り出すので、XTOMPはその分、贅沢な処理能力でリアルエフェクトを構築していると言えます。

今回の実験では、

FX8を空間系エフェクトに使用(Postエフェクト)

アンプのINPUTへ、「XTOMP」を接続し、JCM800のアンプモデリングを動かします。

これにより、エフェクトのみのFX8を、
「XTOMP アンプモデリング+FX8 空間系エフェクト」で、
両者をAXE-FXIIに近い使い方にした上で、真空管アンプの構造(Pre, EQ部、Send/Return)を織り交ぜて、最新鋭のデジタル機器と、真空管アンプのアナログ機器の融合を行なっています。

↓サウンドテスト動画はこちら。

 

当店では、本気のお客様へ本気で取り組んでおります。