システム製作記「左側・作業編」 | テクニカルサービス

システム製作記。いくつか同時進行で進めていたので、ちょっと間が空いてしまいました。

前の話を忘れちゃった方へ・・「→→前回の記事はこちら!」


こちらのシステム。
大型のボードを使い、左右で違うセクションを組み、合体させると言う、名付けて「スーパーロボット型システム」イデオンやゲッターロボの世界ですよ。40代以下の方は何のことか分からないと思いますが、話を進めます..

前回の記事で「右側」が完成しましたので、

↑こんな感じで..

続いて「左側」の作業へ移ります。


左側には、「FX8 MKII(FRACTAL AUDIO SYSTEMS)」を設置します。

デーン!と。

この手の「平型」のボードへの固定は、まずは「本体足を取り外す」ワケですが、当店では底面の凹凸を減らす様にネジを交換する等の工夫、処置を行なった上で固定します。

FX8,AX8の固定には、自動車用の強力なマジックテープ(※1)を使います。
(※1)面ファスナーのこと。マジックテープは株式会社クラレの登録商標です..って、コレ毎回書かないと行けませんかね??と個人的には思います。日本では一般的にマジックテープで認知されてますし、「ベルクロ」って言うと、「何すかそれ?」と言われますし。
..で、これからもマジックテープと書きます(笑)。

話を戻し、、固定したらそのまま1日放置するとよりガッチリくっ付きます。完成後の「直ぐ剥がれちゃう」「立てると機材が落ちる」を防止します。


本体背面、電源周りや、前もって加工しておいたインレット周りなども配置して固定。

「左側」の組み立て作業は早く完了。

問題は中身..
これから始まる「FX8内部のエディット」作業が一番時間が掛かります(^^;


もう一つの「隠れアイテム。」
「FX8に使用するステレオケーブル」は、パッチケーブルと同じく「日の出・カスタムケーブル」を使用。ゴールドメッキが美しく輝きます。

「なぜステレオケーブル??」については、次回「完成編」でお話しします。

では。

システム製作記 | テクニカルサービス

こんにちは。

今年になって机周りの配置などを模様替えしたところ、作業効率がアップ!

ギターメンテ、システム製作の「複数依頼の同時進行」が可能となりました。
もっと早くそうすればよかったと、思うのであった・・

(でも、もうちょっと広いスペースが欲しい..)

・・と、言うワケで、

「システム製作記」

今回のご依頼は、


「アコギ専用のシステム」が欲しいなー、ちゃんとしたヤツね。

基本。ペダルボードは軽く、内容もコンパクトに。

プリアンプは「アレ」を搭載してみたいなーと、思ってるけど、どう?

空間系エフェクトは必要。特に「リバーブは、良いもの」がいいな。ディレイもちょっと使いたい..でも、あんまし使わないかも(笑)って、
でも、ディレイ、リバーブって2台にすると大きくなっちゃうよね??

あと、
「頭にボリュームペダル」は必須。大型じゃなくてもいいけど、かと言って小さいおもちゃみたいな、「ちゃちな物は絶対イヤ!」。
そう言えば、FRACTALシステムで使っている「EV-1」の踏み心地がいいよね..あれが理想。

もちろん、チューナーも必要。

更に欲を言えば、そのままD.Iで送れる様にして欲しい。

あとはおまかせ、よろしくね!


さて、

ご依頼を基に、システムコーディネート。

今回、お客様がご希望する「アコースティック用プリアンプ」がございましたので、それもご用意し製作を進めます。

機材が揃えば、内容的には短時間。動作テストまで入れても1日作業。

ご希望通りのシステムが完成しました!
 

・VOLペダルの「EV-2」は、EV-1のサイズを小さくしたボリュームペダル。あの、深い踏み心地はそのままで、普通にハイ・インピーのVOLペダルとしても使える上、カーブも綺麗。優秀なVOLペダル。サイズ的にも、ボードにピッタリ収まりました。

それぞれが「踏みやすい位置」で、使用頻度の高い「VENTRIS(左下)」の配置もお客様へ確認しながらセッティングを進めます。

・ペダルボードは、「Aclam」を使用。アタッチメントで機材を固定するユニークなペダルボード。当店では既に、数台のペダルボードで採用して実証済み。付属のバッグで持ち運びも楽勝です。

・プリアンプD.Iは、お客様ご指名の「FISHIMANのAURA SPECTRUM DI」を搭載。(最近、フュージョンギタリストの間で使用されて話題とのこと。)こちらには、「TUNER機能も搭載」しているので、楽器のチューニングはこの機能を使います。

・電源も重要。「パワーサプライ」は色々ありますけど、今は、strymonの「Ojai」がいいですね。軽いし、スペースも取らない上、容量十分の安定供給。


・基本的な流れは、

【ギター(アコギ:P.U付)】→【VOLペダル(Post Vol)】→【FISHMAN/FX LOOP←VENTRIS】

FISHMANのプリアンプに搭載している「FX Loop」へ、SOURCE AUDIOのVENTRISを接続。
(VENTRISはハイクオリティリバーブ。まだネットショップには掲載してませんが、発売中..です。売れております。)

今回のシステムでは、FISHIMANを中心とし、本体のEQやコンプレッションを使った音作りに、VENTRISのリバーブ、エコー・バーブをVENTRIS MIXしながら、それら音作りした信号を、FISHIMANのXLRからPA機器へ送ることができます。


当店はお客様1人,1人に合わせたサービスを行えるお店です。

「時には、ご依頼の枠を超えたお話までお聞きすることもある…」そんなお店です。

遠方のお客様もお気軽にご相談ください。
(と言うか、、うちはほとんどのお客様が通販対応です。)

 

使用機器:
・Aclam:ペダルボード
・strymon Ojai:パワーサプライ
・FRACTAL AUDIO SYSTEMS EV-2:VOLペダル
・FISHIMAN Aura Spectrum DI:プリアンプDI
・SOURCE AUDIO VENTRIS:Dual DSPリバーブ
・配線部材、パッチケーブル、インサーションケーブル
・コンサルティング費用、製作費用(内容により異なります)。

この様に、色々やっております。