EMG-X PJ(Bass)「9V」と「18V」を比べてみた日。

こんにちは。

EMG..個人的には「理想的」ピックアップだ。

好みは分かれますね。「これってEMGクサい」とか..どんな臭いでしょうか。

EMG。ペダルボードにバッファーを噛ませて..とかやらなくても、初めからローインピーダンス出力になる上、弦に限りなく近づけることができるため、その理由に限らずですが、弦振動と一緒にボディネックのトーンウッドをほぼほぼ忠実に拾うことから「演奏表現」に長けています。

ま、電池切れたら音はでなくなりますけど(笑)。
EMGファンはそこは気にして使ってないと思う。コマメに交換♪

さて、

EMGピックアップのテスト。

ベースのピックアップですが、

手元にある「EMG-X PJ」+「Sadowsky Bass Preamp」コンビネーションの「電池2個仕様」を「電池1個にしたら」どーなるか、試してみました。

電池2個。つまり18Vで動いている状態。

うーん。
配線。綺麗だなー。
素晴らしい〜。
流石、菊地さんである。

・・って、話変わっちゃったけど(笑)

話は戻り。

ここから、電池1個(9V駆動)にすることで、どーなるか。想像ではコンプレッション感が得られて、演奏楽になるかな、、と考えながら、

「電池1個」にしてみる。

(ただ電池1個抜いただけではダメです。音は出なくなります。)

音を出しながら比べてみると、

確かに9Vは、情報範囲が狭くなる分、演奏は楽に感じる。
スラップなどアグレッシブな演奏をすると粗がでない。
しかし、想像で思ったほどコンプレッション感はでなかった。(「X(エックス)」だからかも。)

そして、18Vに戻し、また9Vにして、を繰り返すと、

「タッチからその先の深さ」に違いがでることがよく分かった。
深さ、奥へ伸びる感じと言ったらいいでしょうか、
つまり、これが「広いヘッドルーム」の部分になるワケですが、その通り「余裕感」が異なる。

弦に触れる、その先で音になる範囲と余裕が18Vの方が現れやすくなる。

弦高の低いベースなら特に分かります。軽いタッチが直ぐに音に変わるのは18Vの方が明らか。違いは直ぐにわかります。

プリアンプ(Sadowsky Bass Preamp)とのコンビネーションについては、18Vの方が上も、特に低域の出方に違いが出ます。ローエンドの重厚感は18Vの方が出る。プリアンプのコントロール、特にBassが使いやすく、いや抑えやすく感じる。ツマミで言えばミニマム〜3くらいで十分。Trebleもほぼ同様の恩恵が出た。

ま、「ダイナミックレンジ」も変わるし、当たり前か。

EMG-X + 18Vのちょっとピーキーに感じる部分が9Vにすると治るかな..と思ってましたが、失うことの方が多いことが分かった(個人的には)。

結論:「18Vのままでよい」

..と言うか、18Vの良さが分かった(笑)。

あくまで、今回のコンビネーションにおける話なので、他の組み合わせや、ギター用においては話は異なると思いますので、あしからず。

別のEMGピックアップ、プリアンプでは変わってくるだろうから、別の楽器でも試してみようと思う。