AXE-FX3 & FX3MK2TURBO「2台体制システム(その2)」|システム製作記

「AXE3TB」と「AX3無印」2台体制システム。

今回は『その2』ペダルボード製作編。

→前回の記事(その1)はこちら。

前回書いた時から時間が開いてしまうと、どこまで書いたのか分からなくなってますが、、

特注採寸した『CAJボード』に実際に機材をレイアウトしていきます。
両ハンドル付き、ピッタリサイズに採寸して特別製造されます。
価格に見合った品質。頑丈ですし、見た目も高級感があり、
内寸の深さ(高さ)も余裕があるため、FC-12など高さのある機材も余裕で収納。
機器類もしっかり固定できるため、現在当店でシステム製作に使用するシステムボードは「CAJボード・一択」です。これ以外で安心して製作できるものがありません。

さて、
一旦は養生して、おおまかな位置決めをして、
お客様に連絡して確認していただきます。

「これでいきますよ!いいですか?」

「EXP左」のご依頼。通常右利きの方は右側を指定しますが、
右利きで「左側ご指定」
これを、
『通称:Steve Lukather方式』と言います。
増崎孝司さんも左ですね。

EV-1の色はシルバー。この色を選択する方は割合的には4割くらいかな。
これもお好みで。

左側には、【WAH】ブロック用のEXPを配置。
本物のWahペダルみたいにギアで動きますので、踏む操作性は普通のWahペダルと変わりありません。
FRACTALでは、【WAH】ブロックをフットSWに割り当てなくても、EXPの操作でON/OFFができます(要EDIT)。
微妙なカーブもEDITできますので、普段使い慣れている(アナログの)ワウペダルに近づけるエディティングも可能です(実際には大抵はリニアのまま使いますが..)。

お客様から「GO!」をいただいたので、機材の固定に入ります。
その時の写真はしっかりと撮り忘れました。

ここでよく聞かれることですが、新品/使用済みに限らず、ボード固定部を脱脂するか?については、最近やらなくなりました。
あまり意味がないというか、やり過ぎると表面の油分低下も早めてしまいます。
油汚れが気になる場合は、薄いアルカリ性洗剤(二度拭き要らないもの)で軽く拭く程度(でもほとんどやらない)。最近ではウエスで乾拭きする程度です。

続いて、
自動車部品の会社から買ってきた強力な面ファスナー(自動車用=結構高価)で固定。固定したら24時間放置。しっかり貼り付きます。

休むことなく、
その勢いで配線まで行い、その様子の写真を撮り忘れまして、、

 

TRSケーブルはカスタムで製作。ぴったりサイズで見た目も美しく作ります。

このように。ピターっとやります。
お客さんが喜んでくれるから、という点と、
そうしないと「私が気が済まない」という面の方が大きいかな。

 

完成したボードを少し眺めつつ、「うーん、マンダム」

次は、AXE3TBに接続し、エディット作業に入ります。
ここからが一番長い作業。

続きはまた。

AXE-FX3 & FX3MK2TURBO「2台体制システム(その1)序章編」|システム製作記

テクニカルサービス

当店ではFRACTAL AUDIO SYSTEMS「システム一式」製作サービスを行なっています。→事例などはこちら。

 

今回紹介するシステム製作事例の「序章編」
そもそも、この時って年始の話だったんですよね。

FC-12を使ったボード一式で製作する予定で着手。特別採寸した特注ボード(CAJ)も到着しまして、

ドーンと。

 

さて、作業に入ろうとしたら、

 

TURBOの国内入荷がスタート(年始〜春)。

ま、音も違いますしね、
どうしましょ、と、お客様に連絡し、

当初「TURBOへ入れ替え案」で動こうとしましたが、
話を進めて行くと、

お客様:「両方使いますよ。違いを実感したいし。」との話。え!マジでやります!?

同時にではなく、2台を使い分けられるシステム構築へ、製作内容を変更しました。

  • AXE-FX3(無印)
  • AXE-FX3 MK2 TURBO「新規追加導入」
  • FC-12のシステムボード

この内容で再度、システム製作をすることにいたしました。

凄いことになりそうです。

 

続きはまた次回!