前回記事その2
前回の続き。
エディットを開始。
毎回書いてますが、FRACTAL本体のエディット=音作りは本体のみでもできなくはないですが、PC使った方がはるかに楽。公式フリーアプリのAXE-EDITを使います。
PCはWindowsでもMacでもどちらも動くものは同じ。PCのOSはどちらでもいいです。最近ではパソコン持ってない方も増えてますが、動作条件に合えば安価なPCでもエディタ自体は動きますので1台もっていれば重宝するでしょう。実際「FRACTALのためにPC買った」方もいらっしゃいます。
3 MKII TURBOの利点。
ラックタイプの「AXE-FXIII MKII TURBO」(名前が長いので以下3TBと書きます)は、機能面と最も値段が高いモデルと言うワケではなく、性能も「音」も違います。使える(搭載される)ブロックも異なるうえ、単純に【AMP】【CAB】配置だけで音の違いが体感できます。
解像度とスピードが飛躍的に進化しているために、レスポンスはより自然になる分「弾いている感触がダイレクトに実感」できるダイレクト感の向上と、音像の枠を超えたリアリティある音全体の滑らかさや解像度はリアルアンプサウンドを更に進化させたものとして体感できます。CABエミュレーションのFullResIRは3TBがそのフル解像度に対応しています。本来空間から得られる音の余韻や奥行き感は3TBユーザーの特権。
3TBを買い替えで購入された方は始め「初期型(無印)でも十分だけど」と皆さん仰ります。最初は。
さて、
今回のシステム製作で「より実感が高まった」こと。
それは、これで(3TB)本物の3+SEにもっと近づけるようになったな。と実感できたこと。
FRACTALには初期のULTRAからAMPブロックに「3+SE」が搭載されています。再現度は高く、「AXE-FX II」以降は特に迫る勢いで、「AXE-FX III」で十分な満足度となり、これを超えることもないだろうと思っておりましたが、
今回このように「本物(CAE)」と「FRACTAL 3TB【AMP 3+SE】」をA/B比較をしながらエディットを進めると、FRACTALってよくできてるなと色々気づく点が。
3TBでデフォルトで鳴らしていると、あまり気付きにくかったのですが、基本的にFRACTALでは内部のパラメーターの動きや、Levelの変化も忠実に再現されていることがよく分かります。詳細書き始めると長くなるので割愛しますが、3+SEの特性を理解した上で、3TB側をエディットしてあげると、より本物に近くなる。(ちょっとの工夫で、おお!こうなるか!と。)
なおかつ、3TBのスピードと解像度が加わることでもっと本物に迫る音作りが実現できる。
CH3の「あの歪みのキメ細かさ」も、3TBは実感高まりますね。解像度とスピード、大事です。
比べてみて、強いての欲を言えば、実機のノイズ、ハイの「僅かなジー」が加われば完璧かな..くらいに近づけます。意図的にFRACTALで再現できれば面白いかも(無演奏時にしか体験できませんけど)。でもそんなマニアックな人いないか。
次回へ続く。
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