FM9 MK II TURBO(今剛バージョン) | システム製作記(4)完成編

これまでの記事。

もくじ:

シリーズ最終回。

FM3 MKII TURBOシステム製作記「その4」今回は完成編。

前回(3)記事の流れで、PCに接続してエディットを進めて行きます。当店のシステム製作では、FRACTAL内部のSystem設定のほか、オリジナルパッチ(EXCEL PRESET)を構築し、動作テストを実施して納品しています。

オリジナルプリセットは、AXE-FXIII(3TURBO)の焼き直しや流用、、だったら、時間的に私も楽なんですが、実際には「FM9TURBO」用に最初から構築しました。レイアウトブロックも機種に合わせて考案したほうが、後々お客さんも使いやすいと思います。

意外と時間かかります。
家帰ってから気が付くこと、思い出すことが多い。特に入浴中。

「あ!こうしておけば良かったな」で、翌日やり直し。

このように、作業を進めまして、

完成

ご依頼のお客様は、以前、当店でラックを組んだことがあるお客様。8Uだったと思いましたが、その内容を超えることを、今はこの1台で実現可能。

「うーん、今までラック組んでて良かったなー私」と、毎回思う。私にとって、その時のノウハウが、FRACTALに変わった現代に全て投入できる。その当時は、ハンダゴテを片手に、ケーブル作って、ラックの前後を行ったり来たり、配線をしながら、逐一音がでるかどうかを確認しながらの作業でしたが、今は「PC上」でそれらを実現できる時代。

EXCEL PRESET for FM9 TURBO エディティング内容は割愛しますが(買った方のお楽しみ)、実際、FRACTALでもただ繋げば音は出ますし、極論ファクトリーパッチでもそこそこの音が楽しめますが、創意工夫をすることで、よりゴージャスに、より創造的で、高い臨場感のサウンドを作ることができます。

エディット、ルーティングの概念など、当店独自の、と言うか、初代AXE-FXから販売し続けている実績が証明できます。

主に、4プリセットを構築しました。

写真のナンバー順に、

#150 CAE ver.6
CAE/CAJラックシステム・その構築ノウハウに「最大の敬意を表した」ベーシックプリセット。このプリセットを元に、ユーザー様はサウンド作り、FRACTALの使い方を学んでいくことができる、いわば教科書プリセット。

#151 EVH Fxxk
ヴァンヘイレン「F@U#C%K」をイメージした、Soldano,5150をベースに構築したエディサウンド(ちゃんとディチューンで歪みが揺れますよ)。

#152 FAS
FAS=FRACTAL AUDIO SYSTEMS
私が個人的に気に入っている「AMP」ブロック「FAS」をベースに構築したプリセットは、CAE 3+よりも、ハイゲインサウンド、キメ細かいディストーションが特徴。メタル系までは行かず、どっちかと言うと、こっちの方が「3+SE CH3に近くね?」と思える気持ちよさ。

#153 CAE ver.6 Copy
ベーシックプリセットの#150をベースに、SEND/RTNブロックを使い「2段レイアウト」にアレンジしたプリセット。複雑に、豊富なレイアウトを組む場合は、2段レイアウトを学ぶ必要があるため、こちらも教科書的なプリセット。

言ってることがわからん。

はい。わからなくてもいいんです。初心者にやさしいお店。「分からないけど使ってみたい」方のために当店があります。常にやさしく、時に厳しく(笑)、お客様サポートいたします。

気軽に電話で聞ける体制というのを、販売後も続けられるように心掛けています。本来「楽器屋」と言うのは、こう言うところだったはずですが、今はそんなお店も少なくなってしまいました。

そんな中、FRACTALは、簡単そうに見えて、実際手に取ると「意外と難しいっすね!」とおっしゃる方も多いです。

このような、「教科書」も作ってお送りしています。お客様ごとにやりたいことが異なっていたりするので、共通項がなく、流用できないのが今のところの課題ですが、、私がそうしたいからやってるだけ、です。

色んな方からの影響がきっかけ、ってのもありますけどね。

と言うワケで、完成し納品いたしました。

FM9 MKII TURBO +EXCEL PRESET

 

システム製作のご依頼、詳しくはこちらをご覧ください。

FM9 MK II TURBO(今剛バージョン) | システム製作記(3)

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FM9 TURBO システム製作記(3)

FRACTALのエディットは、全てPC上で行っています。本体でも同様のエディットはできますが、呼び出し、ボタンとダイヤル操作は意外と大変。画面も大きそうでそうでもない(普段の使用時には視認性優れますが)。

Mac/Win PCを接続し、エディットを進めていきます。

「エディットって何?」とよく聞かれます。おおまかに、音作りのことです。音を作る以外にも、それをどう呼び出し、どうレイアウト(配置)して行くかも大切です。

そのうえ、システム項目の設定と言って、「全体的の使い方の部分」も少し変更してあげると、使いやすさがアップします。

作業中「FM9って2段のヤツ入ってないんだ..」とEDITしている風景。

以前はこう言ったシステム設定は本体で行う必要がありましたが、現在のエディティングアプリ「AXE-EDIT」においては、アプリ上でほとんどの機能を操作、設定可能となりました。AXE-EDITのアプリは、機種ごとに用意されており、公式フリーで使えます。アプリ自体のバージョンアップも頻繁に行われ、FRACTALのサポートの厚みを感じられます。

「AXE-EDITを使うPCスペックは?」

こちらもよく聞かれます。何度か書いてますが、あまり影響ありません。速いに越したことはないですが、動作条件に則したものであれば、特に問題は感じないかと思います。エディットの目的のみでしたら、適当な使い古しのPCでも十分操作は可能です。

当店では、購入後にご自身で同様の作業にチャレンジできるように、「お手本」プリセットも入れております。音を出す楽器として以外にも、お客様には「いじる楽しみ」も合わせて手にして欲しいと考えています。写真のキャプションにあるように、ファクトリーパッチにはどうやら入っていない「2段型レイアウト」も製作し、購入いただいたお客様がお勉強できるように、EDIT作業を進めていきます。

さて、次回は最終回。