
システム製作事例
AXE-FX 2026年「最新版」(4)
今回、フラッグシップモデル「AXE-FX III MKII TURBO(以下AXE-FX)」システム製作のご依頼。AXE-FXの2026年最新版事例。
製作までの流れはメニューから過去記事をお読みいただくとして、
今回ご依頼のお客様は、基本的に持ち運びをしない「室内のみでのデスクトップ使用」足元のコントローラー類はボード(ケース)は使わずに常時フロアに据え置くスタイルでシステムデザインを進めていきました。お客様は従来FM3もお使いになってますので、今回導入したAXE-FXとの違いについてもお読みいただける内容になっています。
それでは、システム全容について、
お客様からいただいたコメントを途中に挟みながら、ご紹介いたします!
システム完成・全景。

お客様 K様より|ご依頼のきっかけ。
ギターをまともにやり出したのは割と最近でほぼアンプ直でしかギターを使ってきておらず、ボード含めてこのようなシステムを構築したこともなかったので、FM3には手も足も出ませんでした。
西村さんはプロの機材を構築しているプロということで、購入時にインストールされるプリセットは、エフェクターの繋ぎ方も怪しい私には是非とも拝見したいものでした。
母艦となるFRACTAL本体は、フル機能、最高音質を誇るフラッグシップ「AXE-FX」を選択。足回りは、全体幅をコンパクトにするために、FC-6MKIIと、EXP(エクスプレッションペダル)はVolume用と、WAHブロック用に2台導入。
どう鳴らすか?
こちらのシステムはAXE-FXはデスクトップに据え置き、L,Rのステレオ出力を、パワードモニターで鳴らします。AXE-FX「TURBO特権」となるCABエミュレーションFRIRをフル活用し、100%の能力で再生させるシステムです。また、DAWに対応させるご要望として(AXE-FXをUSBオーディオとしてではなく)外付けのオーディオI/Fも併用します。
「ラインっぽい」「デジタル臭い」..III以降はそんなことを言う人はいなくなりました。パーソナルPA(パワードモニター)から出てくる音は、正にギターアンプシステムサウンド。

EXCEL PRESET|4種類のオリジナルパッチ。
New 2026年バージョンとして、AXE-FX用のEXCEL PRESET(オリジナルパッチ)を再エディット。新たにDRVブロックへ「SD9 SUPER 2020」を搭載するなど、更に凝ったエディットを行い、内部ルーティングの見直しをしました。 1 EXCEL CAE ver.7 FRIRCAE/CAJに心からの敬意を表し、従来は大型のラックシステムで実現していたラックサウンドをFRACTAL内部で構築した「EXCEL流ベーシックプリセット」。当店が長年経験したアンプサウンドシステムのノウハウをAXE-FXに投入。 2 EXCEL FAS ver.7 FRIR
#1(CAE)をアレンジし、ハイゲイン・ディストーションをメインとしたプリセット。アンプブロックは「FAS(*1)」をメインに使用。
(*1)FAS=FRACTAL AUDIO SYSTEMSオリジナルモデリングアンプの名称。
3 EXCEL F@U#C%K ver.7 FRIR90年代のVHサウンドを構築。ライブ盤Right Here,Right Nowがほぼほぼこの1プリセットで弾けます。 4 EXCEL Old Amp ver.7 FRIR
コンボアンプ、ヘッドアンプとペダル、エフェクターを融合したアナログ寄りのOld Schoolサウンド。このプリセットでは、近年のマイク・ランドウサウンドを楽しむこともできます。
これらのオリジナルパッチをインストールしたうえで、
お客様特注|カスタムプリセットx2
今回、お客様から追加でカスタムプリセットのご依頼をいただきました。


プリセットネームと、SCENEネームでお分かりの通り、「2つのアルバムから各2曲をそのまま弾けてしまうプリセット」を構築。
フットコントローラー「FC-6」を順番に踏んでいくことで、曲の流れ通りに遂行できると言う、複雑というよりも「これを押すだけ簡単」も重視してエディットしました。
文章で書いてしまうと簡潔ですが、この2つのプリセットには結構苦労したのでした笑
既存のオリジナルパッチの焼き直しでは芸がないですから、ルーティングから搭載エフェクトまで白紙状態から製作。
手のうち明かしたくないので、内部については掲載しませんが、あれこれと、音色のパターン、バリエーションに凝ったことで、配置ブロック数がかなり多くなっていますが、それでも動いてしまうのが「TURBO」の利点と強さ。
(仮に、同じプリセットを無印AXE3に流してしまうと、「!」が付きます。)
ここで、もともと、
お客様がAXE-FXを選んだ理由。
西村さんもそれが一番後悔しないと書かれていますし素直にそうすることにしました。
フットコントローラー

FC-6MKIIの他に、EXPはVolumeペダル、SA161はWAHブロックを操作します。これらも設定並びに、使用方法に適したエディットが必要です。
今回のシステムでは、Volumeペダルをゼロにするとチューナーの呼び出し、DRY/REVの残響を残せるように構築。WAHブロックは踏み込んだ時に作動します。

使用中にトラブルのないように、配線周りも配慮します。今回のシステムでは、フロアに据え置きで使用しますが、仮に配線を外し、再度接続するにあたっても、その箇所にしかプラグインできないように結束しています。
システムは完成。ここから、

執筆作業に入ります。
昔から文章を書くのが得意(というか好き)ですので、あっという間に書いてしまいます。もちろんAIは使いません。
私の考えとしては、
・本体の公式マニュアル(現在はpdf方式)は「辞書的」に活用して、
・「攻略本」的な使い方ガイドも必要だと私は思います。当店ではシステム製作の際に、system設定なども変更するため、それらも補助的に説明する必要もあります。
届いて箱を開けるワクワク感から、では何をどう繋いで、どこから始めるか、どうやって使っていくか、それらを文面にまとめるには、お客様1人1人異なる内容になるため、このような攻略本もお客様ごとに異なります。
当然ながら、生業としているため、システム製作ならびに今回特注でご用命いただいたカスタムプリセットも有償で作業していますが、このような、第三者目線からは面倒な作業でも、一人一人に合わせた対応ができる専門ショップならではのサービスだと思います。
そして、
梱包して納品へ。

実際、当店のお客様の8割以上は通販。ご来店いただかなくても大丈夫。今回ご依頼のK様も遠方のお客様です。
出荷。当たり前ながら、厳重に梱包し、損害保険も加入して発送します。お客様 K様のご感想。

作っていただいたプリセットもどれもなるほど!という感じでニヤニヤしながら使っています。
実際依頼してみると、驚くほど丁寧で詳細にご対応とご説明を逐次いただけました。
正直なところ、自分ではここまでの設定や構築は絶対出来なかったと思います。
また、EXCELさんのプリセット以外も、追加で私のやりたい曲のプリセットを別途依頼して、こう作るのかと参考にさせていただいています。
どこを取っても総じて満足度の高い買い物になりました。
なんか何でも出来そうな面白い機材ですね。モチベーションが上がりました。
ありがとうございます。
こちらこそこの度はご依頼ありがとうございます!
使用機器・内容紹介。

- FRACTAL AUDIO SYSTEMS | AXE-FX III MKII TURBO
- FRACTAL AUDIO SYSTEMS | FC-6 MKII
- FRACTAL AUDIO SYSTEMS | EV-1
- SOURCE AUDIO | SA161
- TRSケーブル(カスタム製作品)
- XLRケーブル
- システムデザイン製作工賃(AXE-FXメニュー)一式、EXCEL PRESETインストール及び動作テスト一式、別冊使い方ガイド
- 配線部材一式
- カスタムプリセットx2種類製作(別料金)
- 配送料
参考費用:
料金については輸入商品のため品代金が流動的なため、こちらのページ→価格リストをご参考ください。基本的にはこの表記リストの足し算をイメージしてくだれば、大きく前後することはありません。

