システム製作記 | AXE-FXIII MKII (2021.3.27)

前回の続き
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配線作業も完了し、ここからは実際にAXE3 MKII本体へ接続してエディティング作業に入ります。

ボードを設置。今回、FRACTALのシステムとしては大きめのボードサイズですが、昔々懐かしのRSB-18の時代を考えれば..「十分スリム」ですね。

ちょっとした裏側の話..「しっかり養生」
システム制作時に最も気をつけているのがこれです。本体はもちろん、ボード、ケースには傷が付かないように養生(保護)が欠かせません。土足のままスイッチを踏むなんて御法度モノ。SWは指操作もしくは綺麗なスリッパに履きかえて操作しています。..実はここが結構神経使う部分。

XLRケーブルでAXE3 MKIIに接続し、エディットに入ります。

前もってお客様からの要望もお聞きした上で、各部セットアップをし、システム設定も変更。EXPペダルもただ繋いだだけでは動作はしません。

お客様のお手元に届いたらパッと繋いで直ぐに使える状態にします。

次回は完成編。
また後日。

Newオイル実演

大型システムの製作も一段落し、作業台ベンチも片付いてきたので本日は『ギターメンテ』に取り掛かります。

お客様からお預かりしている調整品(EXG Custom)。再セットアップのご依頼でピットイン。

指板がカピカピです。

冬季は乾燥しましたからね。

一緒に保湿もしましょうと。今回、話題の「Newオイル」を試してみます。

Lizard Spit「Hybrid Fingerboard OIL」

開けてみると思ったより低粘度。

ウエスは使わず、綿棒で塗り伸ばします。フレットサイドもしっかりと塗っていきます。(このオイル、接着剤使用部位にも優しいとのこと。)

フレットに塗布することで「曇り止め効果(ニッケルシルバーフレットの場合)」もあります。今回、ステンレスフレットのためあまり関係はありませんが、汚れ落とし(清掃)の効果はありますので同時に塗布していきます。

塗り終えたら数分放置。コーヒー飲んで待ちます。

ウエスで拭き上げて完了。

(弦を張ったり、各部調整の部分は省略)

「汚れ落とし+保湿のW効果」で指板面は綺麗に、美しく潤いましたね。