システム構築事例集「AXE-FX III フルシステム」| テクニカルサービス

フルシステム
このような大型のシステムのご依頼も承っております。お時間と費用は掛かりますが、基本丸投げで結構です。人生は有限。お客様の手間も時間的ストレスも大きく軽減いただけます。

AXE-FXIIIとCAA 3+SE(Tubeプリアンプ)と連動。
今回、お客様が所有していた3+SEを活用するために、
・「AXE-FXIII」単体で使用。
・「ペダルエフェクター」→「3+SE」「AXE-FXIII」を使用。
主にこの二通りの使い方を実現するためにシステムコーディネートを進行。

付随するものとして。
・パワードモニター。
・DAW/PCオーディオを組み合わせる。
パワードモニターと、オーディオI/Fを合わせてチョイスしMacPCのセットアップまで含めた「トータルコーディネート・セットアップ」でご依頼いただきました。

これが10年以上前だったら。必要な機材はもっと増えたでしょうし、8Uや10Uなどのラックマウント機器が中心になることで重量も大きさも相応に。しかもパワーアンプやSPもL,Rで必要だったでしょう。時代は大きく変遷しました。今ではデスクトップサイズに往年のサウンド、それを超えるサウンドが実現できます。機材の進化によりご自宅で従来通りの十分な音量から、現代の住宅事情にも合った小さめな音量でも楽しむことができます。
そして、
我々側のこと。兼ねてからラック、アンプシステム構築を得意分野とする当店のノウハウもそのままAXE-FXIII内部に投入できることも強み。

このシステムでは、
・AXE-FXIIIを単体で使う場合と、
・3+SE(Tube Preamp)を使いAXE3はエフェクター(post)として機能させる「二通り」で使い分けします。

3+SEを使用する際にはAXE3内部のLoop機能を使うのではなく、ギターから3+SEへ直接入力に。一番はいきなりADCを通したくなかったからです。しかしながらいずれは通過するのですが、双方音を比べての決定。
AXE-FXIIIのみを使う場合にはAXE3に直接ギターを入力。本物vsモデリング3+SEとの比較も試せます。どっちが上とかではありませんけどね。

3+SEのCH切替はAXE3とFC-12で対応。
単体直接の制御はできませんので、今回はrjm/MiniAmpGizomoを使い、MIDIで制御します。MIDI CCを使うことで、AXE3のシーンモードの連動から、FC-12からのダイレクトアクセスによるリアルタイムのCH切替にも対応。

この前段に(前回記事の)「ペダルボード」をドッキング。3+SEを使用するにあたり、postエフェクターになる「コンプ」「歪みペダルx3」はアナログペダルを使用。理にかなう方法。3+SE以降のpostセクションは、AXE3内部でpost/VOL、空間系エフェクトが起動します。
(EXP#2のWahペダルはAXE3単体時のみに使用する前提で構築)

どう鳴らす?
いずれで使う方法においても、LINEでパワードモニター(L,R)で鳴らします。当店推奨の「Adam Audio A7X」は余裕ある口径のため、低音弦もブレずに再生。そこそこの音量から、自宅使用では十分な(大きめな)音量にアップすることもできます。

そして、せっかくの高品位パワードモニターを手にしていただいたのですから、音楽も一緒に楽しみましょうと。
「Audient iD14」も導入いただきました。Mac PCで使用するDAWと、PCオーディオはaudientのDACを使い高音質で再生。これなら普段からMac PCからオケを鳴らしながらAXE3のシステムで演奏することができます。将来的にはDAWによるレコーディングにも十分対応できるシステムコーディネートです。

お客様の感想が届きました。
お客様 いつも大変お世話になっております。 いつもの無理難題の丸投げ対応を快諾いただき深謝しております。

音の良さを文章で表現するのは、至難の業ですが、まさにSupreme Soundに仕上げていただきました。マイスターマスターの耳の良さと感性の賜物であることは間違えありません。

『歪』は、永遠のテーマで、常に満足することはなく、行きつくことはないんですが、ミニペダルボードのアイデアは、未完成の完成形で大満足です。  これからも右上のスペースに未来の音を求めていきたいと思います。

inputからoutputまで最高の機材をご提供いただき、ありがとうございます。 今後も『丸投げ』しますので、宜しくお願いします。 

ありがとうございます

導入機材と参考価格

・FRACTAL AUDIO SYSTEMS AXE-FXIII
・同:純正3Uラックケース
・同:FC-12
・同:EV-1 Black
・SOURCE AUDIO EXP
・CAJ SystemBoard(特注品 FC-12用)
・CAJ SystemBoard(特注品 ペダルエフェクター用)
・ARMOR 3Uケース, CAJ/RMA-1U
・rjm MiniAmpGizmo
・strymon Ojai R30
・EXG CP101 SUPER(CMP)
・EXG ST808GOLD(OD)
・EXG D&S SUPER(FUZZ/DIST)
・EXG SD9V2(DIST)
・audient iD14
・AdamAudio A7X(L,Rペア)
・ケーブル類一式、コンサルティング費用、工賃一式。

参考価格: 約 ¥1,100,000(税別) ※1

価格は2020.11.2時点のものです。
(※1「3+SE」はお客様所有物であるため価格には含まれていません。)

書いていて思いました。安くなったなと..。ラックで構築していた時代を思い返せば、3+SEとVHT(4U)で約100万円でしたので。プリ/パワーのみで。

FRACTAL AUDIO SYSTEMS
オリジナルパッチ「EXCEL PRESETインストール版」AXE-FXIII MARKII本体のみ(2020.11.2時点で入荷日は未定)の販売も行っています。FM3も同様のサービスを展開中。

AXE III システム構築事例「フルセット編」 | テクニカルサービス

お客様の依頼内容

はじめはお客様からご相談のお電話をいただきました。

本体とコントラーラー、システムボードまで一式フルセット。自宅ではそこそこの音量しか出せないので、小さな音でも楽しめるパーソナルPAも一緒に、全部を繋いで音が出せるところまで作って使い方までサポートして欲しい。

はい!手取り足取りまでちゃんとやります。

完成の結論から言うと、今回のお客様は「本当の意味でのフルセット」で構築した初めての事例。何たって、Mac PCまで購入いただいた上で、今回はMac PC(Mac OS)の使い方までフルサポート。

お客様はその場面場面で、「これは自分じゃ出来なかったわ!」とメモを取りながら何度も仰ってました。

元々お客様からは、(予算云々よりも)「最高の環境を作って欲しい」とのご依頼でした。私の気合の入り方もいつも以上になります。

それでは内容を順番にご紹介。

システムボード

【VOL】ブロック用のEXPペダル(EV-1)
【Wah】ブロック用のEXPペダル(SOUCE AUDIO)の2台を装備。Wahペダルは踏み込み動作で自動ON/OFFがされます。

コントローラーはフラッグシップモデルの「FC-12」を搭載。「ココを押すとこーなって、長く押すとこうなります」までお客様のご要望に合わせてエディット。LEDもカラフルに光っております。

ボード(エフェクター ボード) はCAJに特注。両側ハンドルを余裕で握れるサイズでピッタリ採寸。見た目もスッキリ”美しく収まり”ました。流石特注サイズ。

どう鳴らすか?
ご自宅でそんなに大きな音では出せないが、ヘッドフォンばっかりは寂しい..。お客様もそこそこの音量でも楽しみたいとのことで、トータルでシステムコーディネート。

AdamAudioのパーソナルP.Aをステレオで使用するように構築。SPの口径に余裕があるため、歪み特に低域の鳴り方の座りが良いです。大きめな音量でも出せますし、ご自宅使用で(ご家族に怒られない)小さめな音量でもきちんとステレオの醍醐味と空間系エフェクトを加えた”臨場感”が楽しめます。

初期投資は掛かりますが、このようなシステム構築一式コースはお客様の大切な「時間」を買うことができます。当店では面倒な手間やストレスを感じることなく、この手の一見すると複雑なシステムでも分かりやすくお教えします。

AXE-FXIII お買い求めの際
本体を買ってとりあえず音は出ますが、
「AXE IIIをちょっとの工夫でこの旨さ」当店では内部エディットに始まり、プリセット構築、コントローラーまでのセットアップを行う「システム構築一式コース」が好評。

AXE III本体のみご注文の方へ。
オリジナルプリセット「EXCEL PRESET」をインストール。こちらをベーシックプリセットとして、ルーティングの概念や空間系エフェクトの「材料」としてご自身で「料理して応用」していただくことができます。

詳しくは「AXE III」特設ページをご覧ください。