FRACTAL AUDIO SYSTEMS AXE-FX3 MKII TURBO|システム製作記「その1・準備編 MIDI」

「FRACTAL AUDIO SYSTEMS | AXE-FXIII MKII TURBO」大型のシステム製作ご依頼。

早速取り掛かります。

その前に、

Botに繋いだらアップデートがありました。

たまにお客様の母艦を預かると、エラく古いFWのままの方がいらっしゃいますが、特別なこだわりがなければ、最新にアップデートをすることをお勧めします。バグ修正もされますし、新しいモデルが加わっていたりします。

DLして、

GO!したら、

じっくり待つ。
昔..FXIIの時代とか、このパーセンテージ表示がありませんでしたね。
途中で固まったとか文鎮化とか..初期はMIDI使ってやってましたし。懐かしい。3以降は速度もシステム上の視認性も安心感高まりました。TURBOはよりスムーズ。

終わりました。

5秒以上待ちからの再起動。

シャーン♪と起動音は鳴りませんが、

やっぱし「TURBO」
この画面、テンション上がります。クッキリしてますしね。

さて、

システム構築前に、今回製作のシステムではMIDI機器を連動するため、「下準備」として、MIDI設定を行います。

しばらくやってないと忘れてる。
やりだせば思い出す。やりながら思い出しながら操作続行。
マニュアル読みません。
過去経験からフィーリングで行きます。

余談:MIDI知識は昔々のRocktron, Lexiconとかで鍛えられたと思う。この2社は特に苦戦した機材。今思えばマニュアルの日本語が難解だった。

とりあえず、FRACTAL内のMIDI/Remoteを覗きながら、「こうかな?」と動かしながら構築を進めます。

現代は、本当にすごい時代になったものだな、と。
PC側で、こんな簡単にMIDI情報を設定し送信できる。昔々のラック機器では考えられない世界。なんたってあの「2行」の画面の行き来でやってましたからね。

エディタから。CC8個も送れるんだねと今気づきましたが、今回のシステムでは2つあれば十分。

これも昔はRS-10(CAE)でやっていたなー。当時「RS-10」の使い方をマスターしていたら一目置かれてましたが、楽器業界的には「Rocktron ALL ACCESS」を駆使できる人のほうが別の意味で凄いと思って見ていた。今思い返してもあれは難解だった。「でも、MIDI-MATE(Rocktron)よりはマシですね」と言う意見もありましたが。マニアックな話ですみません。同調した方は90年代ラック世代です。

引き続き作業を進めて行きます。

 

FRACTAL AUDIO SYSTEMS「システム製作一式コース」についてはこちらのページをご覧ください。

FRACTAL AUDIO SYSTEMS AXE-FX3 MKII TURBO「FC-6」|システム製作記「その3・完成編」

その3. 完成編

前回記事(その2.EDIT編)にてMacPCを接続した母艦は、オリジナルパッチ(EXCEL PRESET)インストール、I/O及びSystem設定など必要な内部構築セットアップを行います。お客様から「こんな感じにしておいて」のリクエストがあれば内容に沿ってエディット、システム設定をします。お客様に合わせた使い勝手、使い易さまで考えてシステムデザインを進めていきます。

じっくりテストを実施。

完成!

今回のご依頼は、AXE-FXIII無印から「MKII TURBO」への乗り換え。フットコントローラは従来MIDIで行ってましたが(AXE3発売当初はMIDIしか方法がなかった)、これを機にFC-6を導入して、ボードもCAJに特注製作を依頼。母艦の3Uラックケースのみ流用となりました。

お客様より「無印→MKII TURBO」への乗り換えの決め手は、やはり「FRIR」と「レスポンス」とのこと。私(店主)より説明をいたしましたところ、「かなり違うもんですね〜うーん、これは悩むなー、でも欲しいから買うわ。」と即決。

足回りは、

スッキリと。

FC-6(MKIIではなくあえての選択)、2台のEXPペダルは【post VOL】【WAH】ブロックを操作します。見た目には単純ですが、ある程度の専門知識をベースに構築していくため、この辺は「システム構築一式コース」で当店に丸投げしていただければOKです。

そして、引き渡しへ。後日お客様から感想を頂戴する予定です。

また、こちらのFRACTAL-Systemは、パーソナルPAで鳴らします。後日AdamAudio(A7V)とドッキングし引き渡しをします。

使用機器・参考価格

・AXE-FXIII MKII TURBO
・FC-6
・EV-1 EXP (post vol)
・SOURCE AUDIO EXP (auto engage)
・CAJ custom pedal board
・ケーブル類 TRS,XLR各種
・AdamAudio A7Vペア(パーソナルPA L,R)
・システム製作費(システムデザイン,工賃一式)

合計:約 ¥1,033,000-(*1)

(*1)2024.5.16時点の価格(本体3Uラックケース分は除く)。
→システム料金料はこちら。

FRIRを100%で楽しむために最適なシステム構築となりました。私も楽しみながら製作いたしました。お喜びいただければ嬉しいです。

20年近く前までは、ここまでの機能、サウンドを実現するには上記2倍から3倍近いコストがかかりました。サイズもこの2-3倍のラックケースに収める大きさと重量でした。
FRACTAL登場以降はこれらが相当ローコストで実現できます。デジタル機器の進化でより幅広いサウンドに対応し、演算処理も圧倒的速度になりスムースな操作性も実現しました。これらはお客様よりご実感いただいております。

本体の販売並びにシステム製作に関しましてお気軽にご相談ください。
(持ち込みでの依頼は承っておりません。)よろしくお願いします。

フロアタイプのFM3TB/FM9MKII-TBも実施中です。