RODENBERG BL800|発売前・特別インタビュー

Newインポートブランド「RODENBERG(ローデンバーグ・ドイツ)」から新製品『BL800』が発売開始(2023.6.3〜)。

発売にあたり、BL800がどういったペダルか、また兄弟機の「BL-DX」との違いなど、開発者「ユーリ・ローデンベルク」氏に直撃取材。

原点のJCM800

はじめに。ユーリ氏が現在の仕事を始める原点となったアンプが「Marshall/JCM800」でした。彼は10代の頃に電子工学を学ぶ傍ら「JCM800」を入手し、真空管アンプの仕組みや、使いやすくするためにどこを変更すればいいのかなど、トライアンドエラーの日々を過ごします。
のちに、自身でアンプ製作、修理や改造を行えるようになり、時を経て現在のRODENBERG設立に至りました。

ユーリ氏の原点とも言えるJCM800をペダルBOXで、100%アナログで表現する。近年のデジタルDSP機器の完璧に近いモデリング技術とは視点の異なる「アナログ回路」による真空管の働き、レスポンスを再現した独自の回路「AVTC」は長年の歳月をかけて開発されました。

ショートインタビュー

EXCEL こんにちは!Uliさん!
新製品「BL800の特徴」をシンプルに教えてください。

Uli Rodenberg氏こんにちは!Tomo!(*1)
BL800は、「私の原点となるマーシャル・トーン」です。
(原点の話は君が解説しているね。)
オリジナルのMarshall JC800のトーンを出しつつ、
BL800のGain量はそれよりも最大値で少し高めることができ、オプションスイッチでブーストさせることもできます。

(*1 )=EXCELオーナーのこと。

EXCEL:サウンドカラーについてお聞かせいただけますか。

BL800 LEAD SERIES
Uli氏:「BL800」は、70年代後半から80年代にかけてのオリジナルマーシャル・サウンドです。
プレーヤーにとって、とてもダイレクトなフィリーングとレスポンス、
ラフなオーバードライブを体感できます。

EXCEL:オリジナル回路の「AVTC アナログ・ヴァーチャル・チューブ・サーキット」を搭載していますね。

photo by RODENBERG (転載禁止)
Uli氏:ええ。AVTCのハイボルテージ回路を内蔵することで、真空管のようなハイ・ダイナミックサウンドを実現してくれます。100%アナログのオリジナル回路です。

EXCEL:兄弟機種「BL-DX」との違いを教えてください。

BL-Deluxe(左),BL800(右)
Uli氏:2つを比較すると、
BL-Deluxe(左)』は、豊富なゲイン量を持ってますね。それでいて、サウンドは滑らかなトーンで、BL800に比べればモダンなマーシャル・トーンです。

それに対し、

BL800(右)』は、先ほども言いましたが、こちらはオリジナル・マーシャル・サウンドで、BL-Deluxeに比べればGain量は少なめですが、ダイレクト感、ダイレクトなトーンが得られます。ラフに弾けるでしょう。

そう。どちらの機種にもAVTCを搭載しています。

EXCEL:ありがとう!発売を楽しみにしています。

Uli氏:こちらこそ。ありがとう!

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新製品「BL800」|RODENBERG

BL800

EXCELインポートブランド「RODENBERG(ドイツ)」より新製品が発売されます。

発売前におおまかな内容について。と、、書き始めると、警告直輸入を謳う業者がコピペしますが、本当に無断転載はやめてください。

New BL800は、発売中の「BL-DX」に搭載するAVTC(アナログ・バーチャル・チューブ・サーキット)を→BL800にも搭載。

最初に言いますと、BL-DXと、BL800は異なるものです。

BL800は、TUBEの働きをアナログ回路で構成するAVTCを使い、完全アナログ回路で再現する「JCM800」。RODENBERG代表のユーリ氏が若い頃からリスペクトするハイゲインアンプ「JCM800」を彼の技術でペダル化したプロダクツ。

改造マーシャルをイメージとする「BL-DX」はディストーションまでカバーするペダルですが、「BL800」はJCM800のTUBEオーバードライブをペダルで再現しているため、よりMアンプのオリジナルトーン・ニュアンスに近い物。

JCM800についてはMアンプの認識が二分化する分岐点となったアンプですが、現代に繋がる「ハイゲインサウンド」の原点となる伝統的サウンド。
「BL800」にはゲインBoost機能を装備。もっと歪ませたい方はミニスイッチで対応できます。

BL800 サウンドデモ

 

5月発売。
詳細は追ってお知らせいたします。