EXTREME GUITAR FORCE|「RX」SPEC-E 解説【その4】

EXTREME GUITAR FORCE

SPEC-E
何回かに分けて、詳細をブログでシリーズ解説してまいります。今日は「その4」

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・その1
・その2
・その3

全体像|表面

弦高が低く弾きやすいローアクションでセットアップして完成:RXのゲージは1046を標準としています。

ボディカラー:スペック上は「グロスナチュラル」ですが、ネックの色と調和をとるため、少し補色して「グロスナチュラル(トランスブラウン)」と付記。
ヘッド、ネック、指板、ボディと色合いのバランスが美しいですね。ボディはウレタン塗装。薄めの塗膜で仕上げることができる分、ボディ振動を積極的に引き出すことができます。生鳴りで体感することができますよ。
ボディ塗装はネックと同じく地元サイトウ塗装さんが塗装。想像以上の仕上がりの良さ。
塗装においても「いかにも日本製」みたいなベターとっした行き過ぎた感がなく、言葉で説明するのは難しいですが、「ここまでがいい」追い込み過ぎないことで、他の日本製ギターとは一味違うルックスに仕上がっています。これは塗装家のセンスと加減によるもの。ギター作りは奥深く、そして携わる人たちの人間性によって仕上がりは大きく変わってきます。

全体像|裏面

ボディバック:フィジー・マホガニーもボディTop(Koa)と同色になるように、補色しながらペイント。うーむ..(塗装)上手いですね。

ネック裏はサテン仕上げ(つや消し)でサラサラ。

バックプレート:スプリングハンガー調整用のスリット付きを標準装備。ドライバー1本で微調整できます。
今回はGotoh Floydのため、ブロック側の穴はなし、です。

ネックジョイント|Neck Heel Access

たまご型ネックジョイント:RXの特徴のひとつがネックジョイントの形状。RX以降は「新設計(刷新)」して、手にピタッと包み込めるように、形状テストを繰り返しデザインしました。
ハイポジションへの手の侵入がしやすく、手がぶつかる感がありません。「ピタっと」行けます。
ユーザー様からも「この感触がいいね!」と好評のポイント。

現行機種|RXと言います。

2021年夏以降の発売分、製造パートナー「Black Cloud Guitar Products」提携以降の製品は「EXTREME-RX」と名付けています。
究極を超えると言う願いもこめてのルーツです。あと、発音がカッコいいかな、と。
「RX」は形も新設計:旧モデルに比べ、ヘッド形状も、ボディ形状も違うんですよ。横に並べないとよく分からないかもしれませんが、抱えた感触も違います。

2022年から輸出モデルがスタートしたことから「Made in Japan」表記付きとなりました。

新ケース|2022.8月以降〜

新GIGバッグ:付属のGIGバッグが変わりました。A4クリアファイルやケーブルが入る大型ポケット、厚手の取手と、リュック(ランドセル風)に背負える背面パッド、中身もヘッド枕が配させるなど丈夫なケースになりました。
完全防水ではありませんが撥水効果もあります。少しの雨なら安心です。

完成!|ひとこと。

お客様にとって「まともなギター」との出会いになることが私たちのミッション。
やってることは特別何かを、と言うことではなく、ごくごく当たり前に淡々と、妥協することなく、自分達がそうしないと気が済まないことをやってるだけ。自分達がそうしたいと思うからやるだけです。

なので、時間がかかります。「いいものは」完成するまでには本当に時間がかかります。

RX以降はBlack Cloudさんとの提携により、お客様サービスも向上しました。安曇野市内で「近いから!」だけではなく、お互いの人間性のシンパシーの部分でとても円滑化、常にアイディアが飛び交ういい関係が築けています。

・今のギターからステップアップを、
・森羅万象カスタムギターファンの方、
もしよかったら、EXTREME-RXを手にしてみてください。

ベーシックモデルで¥308,000〜ございます。

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