VARTA|音が良いアルカリ9V電池

発売中の9V電池。VARTA=「ファルタ」と読みます。

ネットショップに書いてない話など補足しながらのお話。

電池で音は変わるか?

アクティブベース、ギター、EMGを代表とするアクティブピックアップ、バッファー内蔵のギターや、プリアンプ搭載のベース(Sadowskyなど)、バックパネルには電池が入ってます。


一般的には持ちの良さから「アルカリ電池を推奨」されていますが、このアルカリ電池の銘柄(各種メーカー、種類)で音が変わります。
鉄板モノで標準的なDURACELL/PROCELLはレンジも広く、高域まで綺麗にでるのが特徴で、アクティブベースなら指の微妙なタッチも出している「感覚」が得られます。Energizerはハイミッドが際立ち音が元気に聞こえて来ます。

先ほど「感覚」と書きましたが、電池を変えると、音の変化と、ニュアンス、これは演奏者の感覚的なものではあるのですが、それが電池によって弾きやすく感じるようになります。ここがギター、ベースの演奏上特有の「ニュアンス、レスポンス」と語られる部分。

電池の特徴が語られる上で、電圧何ボルト?(9V丁度とか9.2Vとか..)を重視する話があります。確かにひとつの評価点ではあるものの、電圧以外にも内部抵抗や信号の強弱による変化、温度の影響など、これらは専用の計測器があれば測れるかもしれませんが、高価な計器を要するなど容易ではありません。
電気的に理想的な内部抵抗値であってもそれが楽器の演奏者の「ニュアンス、レスポンス」にも良いとも限らない点もあります。
よって、今のところは、楽器業界同業者を交えたテストや、ユーザーの意見などを集約して総合的に「どうなのか?」を判断しているのが現状で、賢明な方法です。

VARTA(ドイツ)カーバッテリーブランドとして有名。アルカリ9V電池も同様によいです。中〜低域の出方が向上し、耳障りな高域が和らぎ、全体的トーンは聞こえやすくなります。ニュアンス面もピーキーさが収まる分、とても弾きやすくなります。

交換時期。1年に2個をお勧めしています。仮にEMGのギター1本でしたら1年で2個使う。半年からせいぜい8ヶ月くらいで交換をお勧めします。
電池が減ってくると本来のパフォーマンスは低下し、やがてボソボソとノイズが出たり、音が出たり出なくなるなどトラブルもあるのでリフレッシュの意味でも定期的な新品交換をお勧めします。
仮に、1年以上弾く予定がない(あるいは使ってない)場合は電池を外しておくことも併せてお勧めします。気付かぬうちに液漏れや膨張のトラブルを防ぎます。これはVARTAの電池に限った話ではありません。

ネットショップに記載をしておりますが、VARTAに限らず電池には決まったサイズがないため、パカっと開くタイプの電池BOX(Gotohなど)で内部で隙間ができてしまう場合は、電池の底部に紙を挟む、マスキングテープを数枚重ねて貼るなどして隙間を詰める工夫をすると良いです。
電池を新品に交換したのに、閉じた電池BOXをコンコンと叩くと(あるいは楽器を動かすと)バリバリ鳴る、音が途切れる、これらの場合に対処してみてください。これもVARTA電池に限った話ではありません。

それから、不思議なことに(名称は伏せますが)100円ショップや、まとめ売りの安価な電池は不思議とそれなりの音がします。しかもサイズが大きすぎて電池BOXに入らない物も。

「ファルタ」日本では、特に自動車関係では「バルタ」と呼ばれることも多いですが、、私もバルタと言う時ありますし..。
トーン、ニュアンスを変える「アイテム」としてお試しください。

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