今日からこれまでの名盤紹介ネタを「今日の一枚」に変更。
その前に。先の年末年始休業期間中。ずっと休みだったのではなく、結構年末ギリギリまで仕事していて、年始も3日か4日くらいからエフェクターの実証したり孤独にコソコソやっていました。
今日のネタは、その時間の「友」として聞いていた「サディスティック・ミカ・バンド」のアルバム1枚とそのライブ盤1枚「計2枚」
- 天晴(Remasterd 2023)
- 天晴 LIVE(Remasterd 2023)
Apple Musicのおすすめに突如上がってきた「2023リマスター版」
なにー!こんなの出てたんだ。と早速聞き込む。AORファン必聴です。
オリジナルアルバムが1989年..と言ったら日本経済最盛期。
その頃作られたアルバムはどれも独創的で音質も優れています。
しかしながら、その時代は多くの方がオーディオで聞く時代で、
本格的な高級オーディオ機器から、
一般家庭では「ミニコンポ」と呼ばれるステレオ機器や、
CDラジカセで楽しむ層が多く、音量も相応に大きくできる時代でした。
これらを想定して作られた完成度は、
現代技術、再生機器や環境にも合わせたリマスター盤で、また別物として楽しめるようになっています。
それら近年再生されるリマスター版は、音質面の見直しや向上は当然ながら、
「現代はどう聞くか」にも合わせているため、
イヤモニ、ヘッドフォン、
パーソナルモニター、これらで小さめな音でもハッキリとパートごとの存在感や、定位が感じられるようにリマスターされているものが多くあります。
本題で、
天晴(Remastered 2023)
前にもここで、オリジナル版を紹介していました。
超豪華メンバー。
当時の音楽番組で、超一流ミュージシャンが和装で演奏する姿に、
なんてオシャレで大人な音楽なんだろう、、と聞き惚れていた少年時代の私。
#1はマツダのCMで記憶にある方も多いかも。これを含めて1989年の日本を象徴しています。強くて美しい日本。いい時代だったなー..あの日本はどこへ。
さて、
今回のリマスター版では、各パートの定位や存在感がアップし、
ドラムの迫力、
そしてベース。特に小原玲さんファンの私としては嬉しいベースサウンドの進化。ハッキリ聞こえます。全体的にもクリアーになってます。
もう、これだけでお腹いっぱいになれるのに、
天晴 LIVE IN TOKYO 1989(Remastered 2023)
ライブ盤までリマスターで悶絶。
昔は(オリジナル盤)ライブ会場の臨場感を味わせるためか、リバーブも過度でしたが、リマスター盤ではそれらも抑えられ、純粋に楽曲を楽しめるのと、過度に響かないことで、より当時の生の臨場感が楽しめます。
#5は小原玲さんがベース・ボーカル。ファンとして一番好きな曲。
小原玲さんは何でこんなにカッコいいんだろう..ビートを当てに行くのではなく、作りに行く。音数勝負ではなくシンプルなんだけど「この正確さ」がカッコいい。そこでその入りかたするかー!度胸なくて普通弾けないよってのが時々出てくる。
ギターについては解説不要だと思います。高中さんのファンが多いですから、私が語るより既に楽しみ過ぎてお腹いっぱいになっていると思います。
加藤和彦さん(故人)を説明するにも「おらは死んじまっただー」って歌知らない?..と言っても若い方には通じない。