FRTのオーバーホール

こんにちは。

お客様ご依頼の「Floyd Roseオーバーホール」

FRTは見ての通り、多くのパーツで構成されているため、使い込んでいくうちに稼働が鈍くなる部分や、消耗する部材が出てきます。

 

インサートブロックやアームの交換は一般的ですが、それ以外の部分も10年、20年近くなるものは老朽化が目視で分かります。

中には「分解&組み直し」で調子よくなるものもありますが、年月経ったらメインの部品を中心にオーバーホールすると良いです。

と言うワケで、パーツも揃いまして「作業開始」

ユニットごと交換..と言うのも選択肢としてアリですが(その方が作業は楽ですが..)、消耗や老朽箇所を明らかに断定できる場合、部材交換で対処した方がコストは抑えられます。

分解開始。

後ろからみると、フィンガースプリング(板バネ)がヘタっているのがよく分かります。

分解し、稼働、摺動部分をしっかり清掃、

(多くの劣化はホコリなどのゴミが詰まる、汗によるサビが原因。)

既存で残すパーツも、これから取り付ける新品のパーツも稼働部分に少し注油して準備。

組み立て完了。

今回は、台座とサスティーンブロック以外の殆どのパーツを新品交換。フレッシュになりました。

 

..ここからが長い作業。
ギター本体へ戻す作業に入り、セットアップをします。