iD14 MKII 何に使うもの?

音で選ばれる「Audient」
私(店主)も使ってます。

ベーシックモデルの”新機種 iD14 mkII”が登場しました。

オーディオインターフェースですが、録音用途だけで考える方は(当店では)あまり多くいらっしゃらない。

どちらかと言えば、「ヘッドフォンアンプ」「(通して)音をよくする機材」として導入いただくことが多い機器。そのAudientの数機種ある中から最も中心的でベーシックな機種が「iD14 mkII」当店で一番人気の機種。
旧「iD14」に比べ、更に高ダイナミックレンジ化を実現し音質面では大幅にグレードアップ、USB type-C(3.0)対応になり高容量バスパワーに対応したことでACアダプターは不要となり、近年標準化されるPC側端子、Mac/Win両方ともに最新のPCとの連携にも対応したデザイン。この他にデュアルヘッドフォン端子など、「MKII」の名の通り正常進化。

実際のところ。エンドユーザーとなる一般的に楽器を楽しむ方々にとって、DAWでレコーディングと言う機会を毎日のように行うことはあまりないのが実情、なのに「なぜAudientか?」と言う話になると、はじめに「PCオーディオをよい音で楽しむ」目的があります。Audientのプロ用コンソールに搭載されるDAC(マイクプリも同様)がiD14にも搭載されているため、PCオーディオ(Apple Music等)を聞く際にiD14を通過させる高音質を楽しむ目的があります。これは店頭でも実証済みで、店主個人も使用するAudient+パワードモニターから流れる音楽を耳にしたお客様からは「いい音してるね、しかし、なんで?」と言う会話から始まってAudientを購入いただくことは数回レベルではありません。

更には「ヘッドフォンアンプとして捉える」ことも同様です。独自に組み込まれたヘッドフォン回路は、Hi-Fiオーディオクラスのヘッドフォンアンプもしくはそれ以上の音質と定評があるくらい驚きのエネルギー感あるサウンドを楽しめます。当店推奨のSP-5(Adam Audio)ヘッドフォンとセットでお勧めしています。

宣伝ではないのですが、、今では「パワードモニターA7X(Adam Audio)」「ヘッドフォンSP-5(Adam Audio)」「iD(Audient)」は”3セットアイテム”として導入いただく事例が増えています。セットアップなどもしっかりサポートしていますので、初心者の方も安心してお買い求めいただけます。

そして100%が「FRACTALユーザー」です。AXE3/FM3をAudientのマイクプリを通過させて(あえてアナログOUTから)使っているユーザーもいらっしゃいます。モニター出力のためだけでなく、ヘッドフォン端子をAudient側を使いたいという目的もあるようです。この点は好みかもしれませんが、是非A/B比較などで比べて好きなサウンドをその時々で選んで欲しいポイントです。

その先には、本来の使い方でもあるレコーディング用途にも是非お使いください。Audientは購入しユーザー登録を行うことで、CubaseLEなど数種類のアプリを無料でDLできるサービスが用意されています。

トータルして考えれば、この機能と高音質。安過ぎです。

「iD14 mkII」なら2IN,2OUTに対応し、B6サイズで小型、場所もとりませんし、色も「スペースグレイ」と合いますから、既に同色Macをお持ちなら、もしくは新調されるならM1 Macをご一緒に組み合わせてみてはいかがでしょうか(Windowsにも対応しています)。

システム構築事例集「AXE-FX III フルシステム」| テクニカルサービス

フルシステム
このような大型のシステムのご依頼も承っております。お時間と費用は掛かりますが、基本丸投げで結構です。人生は有限。お客様の手間も時間的ストレスも大きく軽減いただけます。

AXE-FXIIIとCAA 3+SE(Tubeプリアンプ)と連動。
今回、お客様が所有していた3+SEを活用するために、
・「AXE-FXIII」単体で使用。
・「ペダルエフェクター」→「3+SE」「AXE-FXIII」を使用。
主にこの二通りの使い方を実現するためにシステムコーディネートを進行。

付随するものとして。
・パワードモニター。
・DAW/PCオーディオを組み合わせる。
パワードモニターと、オーディオI/Fを合わせてチョイスしMacPCのセットアップまで含めた「トータルコーディネート・セットアップ」でご依頼いただきました。

これが10年以上前だったら。必要な機材はもっと増えたでしょうし、8Uや10Uなどのラックマウント機器が中心になることで重量も大きさも相応に。しかもパワーアンプやSPもL,Rで必要だったでしょう。時代は大きく変遷しました。今ではデスクトップサイズに往年のサウンド、それを超えるサウンドが実現できます。機材の進化によりご自宅で従来通りの十分な音量から、現代の住宅事情にも合った小さめな音量でも楽しむことができます。
そして、
我々側のこと。兼ねてからラック、アンプシステム構築を得意分野とする当店のノウハウもそのままAXE-FXIII内部に投入できることも強み。

このシステムでは、
・AXE-FXIIIを単体で使う場合と、
・3+SE(Tube Preamp)を使いAXE3はエフェクター(post)として機能させる「二通り」で使い分けします。

3+SEを使用する際にはAXE3内部のLoop機能を使うのではなく、ギターから3+SEへ直接入力に。一番はいきなりADCを通したくなかったからです。しかしながらいずれは通過するのですが、双方音を比べての決定。
AXE-FXIIIのみを使う場合にはAXE3に直接ギターを入力。本物vsモデリング3+SEとの比較も試せます。どっちが上とかではありませんけどね。

3+SEのCH切替はAXE3とFC-12で対応。
単体直接の制御はできませんので、今回はrjm/MiniAmpGizomoを使い、MIDIで制御します。MIDI CCを使うことで、AXE3のシーンモードの連動から、FC-12からのダイレクトアクセスによるリアルタイムのCH切替にも対応。

この前段に(前回記事の)「ペダルボード」をドッキング。3+SEを使用するにあたり、postエフェクターになる「コンプ」「歪みペダルx3」はアナログペダルを使用。理にかなう方法。3+SE以降のpostセクションは、AXE3内部でpost/VOL、空間系エフェクトが起動します。
(EXP#2のWahペダルはAXE3単体時のみに使用する前提で構築)

どう鳴らす?
いずれで使う方法においても、LINEでパワードモニター(L,R)で鳴らします。当店推奨の「Adam Audio A7X」は余裕ある口径のため、低音弦もブレずに再生。そこそこの音量から、自宅使用では十分な(大きめな)音量にアップすることもできます。

そして、せっかくの高品位パワードモニターを手にしていただいたのですから、音楽も一緒に楽しみましょうと。
「Audient iD14」も導入いただきました。Mac PCで使用するDAWと、PCオーディオはaudientのDACを使い高音質で再生。これなら普段からMac PCからオケを鳴らしながらAXE3のシステムで演奏することができます。将来的にはDAWによるレコーディングにも十分対応できるシステムコーディネートです。

お客様の感想が届きました。
お客様 いつも大変お世話になっております。 いつもの無理難題の丸投げ対応を快諾いただき深謝しております。

音の良さを文章で表現するのは、至難の業ですが、まさにSupreme Soundに仕上げていただきました。マイスターマスターの耳の良さと感性の賜物であることは間違えありません。

『歪』は、永遠のテーマで、常に満足することはなく、行きつくことはないんですが、ミニペダルボードのアイデアは、未完成の完成形で大満足です。  これからも右上のスペースに未来の音を求めていきたいと思います。

inputからoutputまで最高の機材をご提供いただき、ありがとうございます。 今後も『丸投げ』しますので、宜しくお願いします。 

ありがとうございます

導入機材と参考価格

・FRACTAL AUDIO SYSTEMS AXE-FXIII
・同:純正3Uラックケース
・同:FC-12
・同:EV-1 Black
・SOURCE AUDIO EXP
・CAJ SystemBoard(特注品 FC-12用)
・CAJ SystemBoard(特注品 ペダルエフェクター用)
・ARMOR 3Uケース, CAJ/RMA-1U
・rjm MiniAmpGizmo
・strymon Ojai R30
・EXG CP101 SUPER(CMP)
・EXG ST808GOLD(OD)
・EXG D&S SUPER(FUZZ/DIST)
・EXG SD9V2(DIST)
・audient iD14
・AdamAudio A7X(L,Rペア)
・ケーブル類一式、コンサルティング費用、工賃一式。

参考価格: 約 ¥1,100,000(税別) ※1

価格は2020.11.2時点のものです。
(※1「3+SE」はお客様所有物であるため価格には含まれていません。)

書いていて思いました。安くなったなと..。ラックで構築していた時代を思い返せば、3+SEとVHT(4U)で約100万円でしたので。プリ/パワーのみで。

FRACTAL AUDIO SYSTEMS
オリジナルパッチ「EXCEL PRESETインストール版」AXE-FXIII MARKII本体のみ(2020.11.2時点で入荷日は未定)の販売も行っています。FM3も同様のサービスを展開中。