BLD Tips(2)「ミニSW」
先週から発売となりましたローデンバーグの新製品エフェクター「BL Deluxe」
現在品切れ中ですが(12.12時点)再入荷を予定しております。
「BLD」は、プリアンプ風ペダル。アンプのクリーンINPUTに接続し、アンプ風のオーバードライブをアナログで描くペダル。TUBEの働きを完全アナログ回路で構成しています。
その歪み、「何風?」とよく聞かれるのですが、”これ”と決定づけるサンプルが思いつきにくい。何何っぽいと言うと、そのイメージになってしまいますしね。
強いて言うなら、改造マーシャルに近いのかな..
..マーシャルっぽさもありつつの、ブギーとマーシャルの中間のような側面もありますし、って言うとSLO-100みたい?..それっぽいガシーン!って感もありつつ、、書いていると余計分かりにくくなってしまいますのでこの辺で。
ただし、「3+SE 3CHみたいですか?」の問いには違いますねと言えます。GAINレベルは同じくらい稼げますけど、ああいったHi-Fiな音と異なります。
BLDは後述するGAINモードがどちらでもコンプレッション感があるので、「ヘッド」っぽい音が出せますよ。
(そうなると、3+と比べて?と尋ねられたら、ie4と答えるべきなのか、、と、マニアックな領域に)
ホームページにも書きましたが、80’sHR/HM世代はきっと気にっていただけるオーバードライブ・ディストーションです。
2つのミニSW
GAINスイッチ
2モードのゲインステージ。
GAIN(↓):Lo Gain..といいつつも、十分に歪みます。「アンプ・オーバードライブサウンド」のポジション。
クリーンサウンドを作るペダルではないため、GAINツマミはある程度上げた状態から使います。10時くらいから聴感し始めます。
12時くらいでも十分な歪みは得られると思います。FATかつ、しっかりと歪み、キレもある音。初期E.VanHalenを思い浮かべるトーン。
GAIN/ON(↑):更なるハイゲインモード「ディストーションサウンド」は、下のオーバードライブポジションよりもっとガッツリ来ます。近年のモダン/ラウド系とは異なり、「80年代のヘビーメタル」をイメージするクラシックなディストーション。例えるならDokken..など。
FATスイッチ
帯域の持ち上がり方が変わります。
FAT/OFF(↓):ノーマル。
FAT/ON(↑):LO-Midが高まります。
上のポジションでは、ミドルの結構下のほうがふっくらとするため、ピッキングハーモニクスが出しやすくなります。
GAIN(上)+FAT(上)の組み合わせは「通称:Whitesnakeポジション」。
3EQ
Treble,Mid,Bassの3EQは、お好みで良いですが、少し上げ気味から始めてみてください。
ドンシャリを目的とした音を作る場合には、Midを少し下げつつ、その分Treble, Bassを右に振って上げます。音の引っ込んだ感が補われます。